昨年11月のリベンジマッチに挑む久井(左)と迎え撃つロムイーサン
2025年7月20日(日)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT.55』(U-NEXT配信)の前日公開計量&記者会見が、19日(土)都内にて13:30より行われた。

メインイベント(第10試合)のスーパーファイトKNOCK OUT-REDライト級3分3R延長1Rで対戦する、久井大夢(TEAM TAIMU)は62.45kg、ロムイーサン・TIGER REON(タイ/REON Fighting sports GYM)は62.3kgでそれぞれ計量をパス。
続いての会見で久井は「明日はライト級デビュー戦。何が何でも勝って最短でベルトに近付きたいと思います」、ロムイーサンは「明日は応援よろしくお願いします。明日頑張ります」とそれぞれ挨拶。

昨年11月の対戦ではロムイーサンが判定勝ちしているが、今回は「キックからの首相撲、ヒジでKOします」とロムイーサン。久井は「首相撲を徹底的にやってきたので、絶対に前と同じ展開にはならんし、ならんかったら僕が負けることは絶対にないので倒します」と、両者とも今回はKO決着を臨む。
久井は距離をとって打撃で決めるつもりかと聞かれると、「いっぱいお父さんとミットでも練習していることがあるので、そのうちの一つで倒せたらと思います。メインなので絶対に倒さないとあかんなって気持ちです」と、倒し技をいくつも用意してあるとした。

ロムイーサンには、この1年で久井のどこが成長したかとの質問が飛び「前より速くなった。試合が上手くなった。パンチが速いですね」とし、久井が自信を深めている首相撲に関しては「試合は見たけれど、最近はキックボクシングの試合が多いじゃないですか。でも年末のトーナメントを見たら、ちょっと上手くなってた」と、“ちょっと”と評してまだまだと言わんばかりの表情。
これに久井は「組ませない練習もしているし、組んでからでもどうなっても大丈夫なように徹底的にやってきたので、前回とは違う自分を見せられると思います」と、首相撲対策に絶対の自信を見せた。

しかし、首相撲が多い試合になると観客からつまらないと言われることが多いが、「そうならんということもあるし、前回と同じような内容には絶対にならないと思っているので。明日は絶対に倒します」と、首相撲だけでは終わらないとした。
久井は「秘策はあるか」と聞かれると「特にはないですけれど、倒せる技はいくつか用意していますし、明日は倒したい」と、あくまでもKOを狙っていくとする。

ライト級に上げてのこれからのことについては「リベンジ、今回は前回と違う自分を見せられると思うので、楽しみにしておいて欲しいですね」とした。
会見では大谷翔司から「ライト級で一度戦ったことがあるのに、なかったことにされて悲しかった」との発言があり、そのことについて聞かれると「大谷選手との試合は忘れたというわけではなくて(笑)。前は戦い方的に勝負していない感じだったので、ライト級で強くなって大谷選手に挑戦したいです。ライト級でどんどん経験積んでタイトルマッチが出来たらと思っています」と、大谷との再戦も視野に入れているという。

ライト級の身体作りに関しては「そんな変わったことないですけれど、ライト級で面白い試合が出来るなと思っているので、楽しみにしてほしいです」と答える。
減量は「スーパーフェザー級とそんなに変わらなかったです。きついものはきついです」と苦笑していた。



