福岡B館『ECO信頼サービス株式会社 presents K-1 DONTAKU』の前日公開計量&記者会見が、12日(土)福岡市内にて14:00より行われた。
メインイベントのK-1 WORLD GPヘビー級タイトルマッチ3分3R延長1Rで対戦する、王者ロエル・マナート(オランダ/Mejiro Gym Amsterdam)は98.0kg、挑戦者K-Jee(SHINE SPORTS CLUB)は97.0kgでそれぞれ計量をパス。
藤本京太郎以来、14年ぶりの日本人K-1ヘビー級王者を目指すK-Jeeは「25年前、俺たちが子供の時に夢を見たあのK-1の舞台は今はなくて。でも俺たちはそこに夢をもらってK-1に来たんです。明日はそのヘビー級の試合が出来ます。明日が俺たちが夢見た舞台への第一歩だと思います。夢見た、あの昔のK-1を超えられるように必ず明日は勝ちます」と、昔のヘビー級全盛のK-1を超えるために勝つと意気込み。
約6年ぶりの防衛戦となるマナートは「まずはこうして日本で試合が出来ることを嬉しく思っています。今回のために心強いチームの仲間と準備をして、今までで一番強いんじゃないかというくらいの自分のコンディションで迎えることが出来ました。明日の試合は必ず盛り上げたいと思うので楽しみにしていてください」と、過去最高のコンディションで復活戦に臨めるとする。
初防衛戦以来の日本はどうかと聞かれたマナートは「最高の気分ですし、パワーを感じることも出来ています。今回の試合に向けてハードなスパーリングを重ねたりしてとてもいい準備が出来たので、明日は最高の試合を皆さんにお見せできると思いますし、自分自身が5年半前よりもさらに強くなっていると感じています。なので明日は必ずこのベルトを守って自分が持ち帰りたいと思います」とした。
父親であるアンドレ・マナートは体調を崩しており、今回は来日できなかったが「もちろん今回の試合へ向けていろいろなメッセージは受けているし、父はとても強い人なので、その強い人がいるだけでも自分の心の中でとても心強い。父の体調が悪いということで、私自身も気持ち的につらい部分はあるけれども、まずはこの試合に集中して勝つことを考えているし、必ず勝って父に勝利の報告をしたい」と、父にも勝利を誓う。
一方、K-Jeeは地元・福岡でどんな試合をしたいかと聞かれ、「自分が憧れた夢の舞台がないから、作っていかないといけないんですよ。そのためにもヘビー級の醍醐味であるKOで勝って、昔を超えるような新しい時代を作っていきたいと思います」と、KOで勝つことが新時代を切り開くとする。
最後に「観に来たことがある人は分かると思うんですけれど、会場で見るのと映像で見るのとは凄い違いがあって。感情移入はするし、見て感じるものが全然違うと思うので、まだチケットに余裕があるのであれば足を運んで欲しいです」と、ぜひ会場で試合を見て欲しいと語った。