GLORY世界ウェルター級王者チコ・クワジ(オランダ)が、2025年8月23日(土)オランダ・ロッテルダムのアホイで開催される『GLORY 103: Last Heavyweight Standing』で4度目の防衛戦に臨む。
挑戦者は絶好調のメフディ・アイト・エル・ハジ(フランス)。このフランス系モロッコ人は昨年GLORYに参戦して以来、4戦無敗の強さを誇り、イスマイル・ウーズグニ、ドン・スノ、スフィアン・アブデルカレク、そして最近ではクワシのチームメイトであるロビン・シリッチに勝利している。
エル・ハジはアグレッシブなファイトスタイルと前へ前へとプレッシャーをかけるファイトで知られる。26歳の彼は今、偉大なセドリック・ドゥンベの足跡をたどるべく、2019年以降GLORYで初のフランス人ウェルター級王者となることを目指している。戦績は35勝(4KO)2敗8分。
クワジは2017年6月に『スパルタカス・ファイティング・チャンピオンシップ』K-1 -75kg王座を獲得。2019年11月の『KOKウェルター級トーナメント』で優勝し、同時にIKBO K-1ルール王座も獲得。2021年10月にはKOKウェルター級王座を獲得すると、2023年3月から『GLORY』に参戦。ステファン・オルザ、ロビン・シリック、ジェイ・オーバーメールに3連勝し、2024年3月に絶対王者として君臨していたエンディ・セメリアから3度のダウンを奪い、王座を奪取した。
2024年10月に初防衛戦でGLORY世界ライト級王者ティジャニ・ベスタティの挑戦を受け、ドローで初防衛。2025年2月にはテオドール・フリストフに判定勝ちし、2度目の防衛。5月にベスタティを返り討ちにして3度目の防衛に成功した。戦績は45勝(23KO)5敗1分。
また、ドン・スノ(スリナム)vs.タイフン・オズカン(オランダ)も追加決定。2人はすでにソーシャルメディア上で言葉を交わしており、激しいファイトの火に油を注ぐことになるだろう。
『GLORY 103』ではヘビー級トーナメント「Last Heavyweight Standing」が行われることも発表済み。16人のヘビー級選手が出場し、8人の勝者が12月のグランド・フィナーレへの出場権を懸けて次のラウンドに進む。
すでに出場が決定しているのは、レヴィ・リグターズ(オランダ)、ナビル・ハチャブ(モロッコ)、イオヌット・イアンクー(ルーマニア)、ラーデ・オパチッチ(セルビア)、ミロシュ・クヴェチカニン(セルビア)、ソフィアン・ラドウーニ(フランス)などになる。