同スタジアムで開催されている『RWS』(写真)では早くから前日計量とOPスコアを導入していた(C)RWS
ムエタイの2大殿堂のひとつであるラジャダムナンスタジアム(もうひとつはルンピニースタジアム)で、約500年の歴史を誇るムエタイの“大改革”が行われることが発表された。ムエタイの情報をSNSで提供している『Muay Thai Super Fight』が報じた。
大手ムエタイ興行プロモーションのペッティンディープロモーション代表であるシア・ボート氏が、前日計量の実施(これまでは当日朝計量)、各ラウンドごとにスコアが集計され試合結果発表直後に公表(これまでは集計結果のみで各ラウンドの採点は原則非公開)することを発表したのだ。

【写真】ムエタイ最古のスタジアムと言われるラジャダムナンスタジアム
ラジャダムナンスタジアムでは8月1日の興行から実施され、同プロモーションが関わる興行は各スタジアムで随時実施されていくという。
ボート氏は「前日計量を行うことの利点は、選手がより強力な攻撃を繰り出せること、体調が改善され、持久力が向上すること、そして長期的にはボクサーの身体を守ることができること」と、試合での選手のパフォーマンスが向上され、安全性にもつながると説明。
そして「時代が変わる」と宣言した。
ラジャダムナンスタジアムで開催されている『RWS』(ラジャダムナン・ワールド・シリーズ)では、前日計量とオープンスコアリングシステムを採用しており、一定の効果が現れているとの判断からなのだろう。この歴史的な大改革でムエタイがどう変わっていくのか、注目される。



