キックボクシング
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【DEEP☆KICK】第1部で龍翔vs.嵐舞の決勝戦と-53kg王座挑戦者決定トーナメント、第2部は-51kg第5代王座決定トーナメント

2025/07/04 14:07
 若手選手育成の舞台『DEEP☆KICK ZERO』大会が7月27日(日)豊中市・176BOXにて第1部『DEEP☆KICK ZERO 22』、第2部『DEEP☆KICK ZERO 23』として開催される。  第1部のメインイベントでは、昨年12月にDEEP☆KICK-63kg第7代王者に輝いた吉岡龍輝(及川道場)への挑戦権を懸けた挑戦者決定トーナメントの決勝戦、同級1位の龍翔(BLACK☆Jr)と同級2位の嵐舞(TEAM TEPPEN)が激突する。  龍翔はBLACK☆Jr TATSUTOGYMの代表でありプロ戦績は8勝(KO)3敗1分。高い技術と確かな遂行力で勝ち星を積み上げてきた実力者。DEEP☆KICKには昨年10月より始まった前王座決定トーナメントに初出場すると、決勝で試合終了まで残り10秒となったところで吉岡に痛恨のダウンを許してしまい判定負け、ベルトまであと僅かの所で悔し涙を飲んだ。しかし龍翔は止まらない、5月『Krush.174 ~in OSAKA~』に出場すると、弘輝(WORLD TREE GYM)を相手に3度のダウンを奪い1RTKO勝利と勢いは上々。吉岡へのリベンジ、そして次こそはベルト奪取を叶えるため落とせない1戦だろう。  対する嵐舞のプロ戦績は5勝(2KO)1敗1分。昨年12月にはStand up King of Rookie 2024 -63kg級新人王を獲得しているサウスポーからの鋭い攻撃が魅力的なファイター。DEEP☆KICKでは5月より行われた同トーナメント準決勝にて初出場となると、プロ唯一の敗北を喫した相手となるTAKU(TARGET)と再戦。嵐舞は1Rからアグレッシブに攻め入るとラウンド後半には左ハイキックでダウンを奪取。立ち上がったTAKUだったがダウンの際にアゴより出血、ドクターストップがかかり嵐舞が1RTKO勝利でリベンジを達成し涙の決勝に進出を決めた。  3月、DEEP☆KICK-53kg第7代王者に輝いた棚澤大空(TEAM TEPPEN)へのタイトル挑戦権を懸けた挑戦者決定トーナメントの開催が決定。出場するのは第1部にて同級6位の大輝(DK9)vs.今回がプロ2戦目となる鉢田歩揮(フリー)、第2部にて同級2位の中田史斗(究道会館)vs.K-1ファイター・愛瑠斗(RAUSU GYM)の4名が発表された。  大輝はプロ戦績8勝(5KO)7敗1分。サウスポーからの鋭い蹴り・パンチが魅力的なファイター。DEEP☆KICKには昨年4月より出場しており当初は中々勝利が掴めなかったが、2月にゆいら(健心塾)を相手に1RTKO勝利というインパクト大の勝利を掴みランキング入り、今トーナメント出場を勝ち取った。5月「Krush.174 ~in OSAKA~」では井上海山(POWER OF DREAM)と対戦も2RKO負けと今回が復帰戦となる。  対するは鉢田は今年4月にDEEP☆KICKでプロデビューしたばかりの新鋭であり1戦1勝。2戦目ながらもトーナメント出場を果たした期待の新鋭だ。4月のプロデビュー戦では仁保彩晴(SHARK GYM)と対戦、長いリーチを活かし多彩な蹴りとアグレッシブな攻めを見せ圧巻の判定勝利、デビュー戦とは思えないレベルの高さを見せつけると2戦目ながらも今トーナメントに大抜擢された。勢いのままにトーナメントを勝ち進み、デビュー早々のベルト挑戦となるか。  中田のプロ戦績は5勝(4KO)3敗1NC。高いKO率が示す通りバチバチの打ち合いを見せる。今回が3度目のトーナメント出場となり、次こそはトーナメントを勝ち進み3度目の正直でベルト奪取となるか。  対する愛瑠斗のプロ戦績は7勝(4KO)9敗。Krush・K-1・Bigbangを主戦場に戦うK-1ファイター。直近では4月の『Krush.173』で林佑哉(K-1ジム大宮チームレオン)に判定負け、6月『Bigbang 52』ではHIROYUKI(RIKIX)に2R KO負けと連敗中だが、DEEP☆KICK初出場となる愛瑠斗がトーナメントを制しベルト挑戦権を勝ち取れるか。  他にもプロ数戦が決定。第1部ではDEEP☆KICK-57.5kg契約にて3月『AJKN Aggression 2025』にて2R KO勝利を収め勢い上々の伊達一也(FORWARD GYM)と6月『X-FIGHT』に参戦も結果はドローと次こそはと勝利を狙う辰弥(teamBonds)が対戦。DEEP☆KICK-51kg契約にて毎試合激闘を見せるもここまで未勝と勝利に飢える根本日向(TEAM LIGHT)が6月『DEEP☆KICK 74』のプロデビュー戦に見事勝利を収め勢いのままに2勝目を狙う小野田琉己(teamBonds)が対戦する。  DEEP☆KICK-48kg契約の女子試合では、6月『AJKN.9』にて1R KO勝利でプロ初勝利を飾り意気揚々と2勝目を狙う林美菜(FORWARD GYM)はプロ戦績2勝2敗でキックボクシングとイラストレーターの二刀流ファイター・寺田佑佳(GRABジム)との対戦が決まった。  第2部では、DEEP☆KICK-51kg第4代王者KING陸斗(ROYAL KINGS)がベルトを返上したため、第5代王者を決める王座決定トーナメントを開催。  出場するは両者共に昨年にプロデビューし、前戦でプロ初敗北を喫し今回が復帰戦となる同級1位の松本愛斗(月心会チーム侍)と同級5位の水野夢斗(TEAM TEPPEN)、今回が3度目のトーナメント出場と3度目の正直でベルトを狙う同士である同級2位の一樹(Rebornkickboxing gym)と同級3位の龍太郎(VALIENTE)の対戦が発表された。  松本は2勝(1KO)1敗。高いパンチ技術を武器にアグレッシブな攻めを見せる月心会チーム侍が誇る期待の新鋭。プロキャリア全てをDEEP☆KICKで戦っており、昨年3月にプロデビューを飾ると2RTKO勝利で確かなインパクトを見せ昨年7月より始まった前トーナメントにプロ2戦目にして大抜擢。準決勝で逆ブロックの一樹と対戦すると、延長ラウンドでダウンを奪い判定勝利となるもその際に怪我を負いトーナメント決勝は辞退となった。そして3月、王者のKING陸斗にタイトルマッチ挑戦となるも2RTKO負け、プロ初敗北を味わい今回が復帰戦となる。  対する水野のプロ戦績は4勝(2KO)1敗。卓越した技術と軽やかなステップを武器に試合を支配する実力者。昨年4月にDEEP☆KICKでプロデビューを飾ると2024年は3試合すべてに勝利を収め12月には古波蔵信人(赤雲會)を1R TKOで下しStand up King of Rookie 2024 -51.5kg級新人王に輝いた。それまで全戦全勝と勢いに乗っていたが3月『RISE ELDORADO 2025』にて伊藤琉之助(EX ARES)に判定負け、プロ初敗北を喫し今回が再起戦となる。  一樹は元MA日本スーパーフライ級王者の戴冠歴があり、プロ戦績は8勝(5KO)16敗。今回が3度目のトーナメント出場で1度目は決勝、2度目は準決勝で敗れている。3度目となる今トーナメントで次こそはあと1歩を埋めることが出来るか。  対する龍太郎はプロ戦績6勝10敗2分。速いパンチ連打でどんどんと前に打ち出るアグレッシブファイター。こちらも3度目のトーナメント出場、1度目は準決勝、2度目も準決勝で敗れた。しかし3月には同級ランカーの岸佑樹(NJKF健心塾)を相手に1Rから猛攻を仕掛け3度のダウンを奪い1RTKO勝利、勢いは上々だ。  同じく第2部ではDEEP☆KICK-57.5kg契約にて勝利=KOというド派手なファイトスタイルで会場を沸かす聡一郎(道化倶楽部)vs.5月『ACCEL 60』にて王座に挑戦するもバッティングで不完全燃焼の判定負け、今回が復帰戦となる空手家・山本竜輝(MAX DRAGON GYM)の1戦も発表された。  また、DEEP☆KICK-51kg王座決定トーナメント準決勝に出場予定だった水野夢斗(TEAM TEPPEN)が怪我により出場辞退、代役として泰生(NJKF誠輪ジム)の出場が決定した。泰生は5月『PRO-KARATEDO達人NEO7』にてプロデビューを飾るとATUSHI(NJKF理心塾)を相手に1R TKO勝利、今トーナメントがプロ2戦目となる期待のニューカマーだ。これによりトーナメントの1ブロックは松本愛斗(月心会チーム侍)と泰生によって競われる。  第1部『DEEP☆KICK ZERO 22』にて7試合、第2部『DEEP☆KICK ZERO 23』にて6試合と計13試合のプロの対戦カードが決定した。
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