MMA
レポート

【PFL】覚醒ラバダノフがケビン・リーを初回TKOで4連続フィニュシュ勝利、カモーシェが無敗ダナを完封、マウスピース拾いに拘るバルナウイにコーガンが判定勝ち、デイビスがプリマスに判定勝ち、バンタム級補欠戦でマゴメドフが16戦無敗ハミドフに土つける

2025/06/21 06:06

▼ライト級ショーケースバウト 5分3R
アーチー・コーガン(米国)12勝0敗 155.6lbs(70.57kg)
[判定3-0] ※30-27×3
×マンスール・バルナウイ(フランス)22勝7敗 155.4lbs(70.48kg)

 メインカードの第4試合では、「ライト級ショーケースバウト」として、寝技師マンスール・バルナウイ(フランス)と、11勝無敗のアーチー・コーガン(米国)が対戦。

 バルナウイは、2013年4月にのちのUFC世界ライト級王者イスラム・マカチェフに判定勝ちしている強豪。2016年12月から8連勝もBellatorで2つの判定負け。しかし、現在2連勝中で、2023年5月には矢地祐介を1R ダースチョークで極めている。22勝6敗で白星のうち15の一本勝ち(6KO)を誇る寝技師だ。32歳。

 対する29歳のコーガンは、レスリングベースで11戦(5KO)無敗。2019年に25歳でプロデビューし、Bellator8戦全勝。今回は、キャリア最強の相手バルナウイと対戦する。

 1R、サウスポー構えから左ストレート、右前蹴りで詰めるバルナウイ。オーソのコーガンは右回り。左スーパーマンパンチのバルナウイをさばくコーガンは右ストレートを伸ばす。

 さらに右の入り。バルナウイは左を伸ばして首相撲からヒザ。しかしその上からコーガンも右をかぶせる。喧嘩四つのダーティボクシングの打ち合いから、コーガンも首相撲ヒザを突いて離れる。

 詰めるコーガンに、ベルナウイは大きな左から右で首相撲に。コーガンも組み返して突き放すと、右ストレートを胸に当てる。頭を振って左右連打で押し戻すコーガンにバルナウイは左、そこに右ストレートを合わせるコーガン! バルナウイの首相撲をパンチで薙ぎ払う。

 左を振って首相撲のバルナウイに差して組んでハイクロッチでテイクダウンを奪うコーガンが、ヒジを落としてバルナウイを出血させる。

 2R、頭を振って近づくバルナウイ。右を振るが、そこに左を合わせるコーガン。バルナウイのマウスピースが落ちるとバルナウイは自ら拾いに。詰めたコーガンがテイクダウン。スクランブルで下から組むバルナウイだが、組めず。離れるコーガン。

 鼻頭から出血するバルナウイ。左右で詰めるコーガンに、バルナウイは再びマウスガードを落として拾いに行くが、そこを詰めるコーガンはパウンド、口内に異常をきたしているのか、下からハーフガードで組みながらもなおもマウスガード拾いに固執するバルナウイ。

 集中力に欠けた部分を見せると、そこに小外がけテイクダウンのコーガンはトップから肩固め! 耳に手を当てケージウォークで後転して肩固めを抜けるバルナウイは、両足を三角で右手にからめてアメリカーナ狙いも、右手を抜くコーガン。バルナウイはスタンドで跳びヒザで前に。ゴング。コーガンのラウンド。

 3R、詰めるバルナウイに頭を下げたコーガン。そこにアームインギロチンチョークのバルナウイ! スラムするが、なおもギロチンのバルナウイはマウントからパウンドも、コーガンはケージを蹴ってトップに!

 下から腕十字狙いのバルナウイをさばいてハーフからヒジ。半身になるバルナウイだが、ヒジで剥がして背中を着かせたコーガン。上半身を立てたバルナウイを剥がして再び寝かせると、ニアマウントからパウンド、リアネイキドチョークも狙う。

 正対してフルガードのバルナウイはシングルレッグもがぶるコーガンに立ち上がったバルナウイは顔を腫らせながらも右ヒジを突いてゴング。コーガンはケージ上に登ってガッツポーズ。

 判定3-0(30-27×3)でコーガンが勝利。ライト級王者ウスマン・ヌルマゴメドフへの挑戦者候補となった。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント