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【K-1】朝久裕貴・泰央の朝久兄弟「2人で勝って朝久祭りにする」(裕貴)「派手に倒そうと思っているので、どっちが大暴れするか」(泰央)

2025/06/17 20:06

身体がデカいヤツを倒すことにロマンがある(泰央)


――泰央選手は先日のウザ強ヨシヤ選手との試合を振り返ってみてどうか?

泰央「K-1を背負ってじゃないですけれど、K-1って今、この言い方は悪いかもしれないけれど沈みかけている船のようなもんだと思っていて。その中で泳いでいるのが反乱軍のメンバーで、はっきり言ってこのままだとK-1が沈むと思っているので、俺が一人でも羽ばたかせてやろうと思っています。勝って当たり前だと思っているので、今回の試合も。相手は本当にめちゃくちゃ強い選手ですけれど、そういう心意気で生きているので、他の選手とは心意気と魂が違うなって思っていますね。ヨシヤさんとの試合で人間的に強くなった気がします」

――RIZIN北海道大会ではK-1勢が4戦4勝した。その試合の感想は?

泰央「K-1が全勝でよかったと思っているんですけれど、自分個人の考えでは4勝こそしたんですけれどMMAルールでやったカリミアンは別として、他の3人は解説の人に1試合目の上野くんは根性がないと言われてたし、鵜澤さんはどっちでもいいですねって声があったし、最後に出た上野くんのお兄ちゃんも何も感じないですねって解説の声を聞いたので、そういうのを聞いた時に格闘技を知っている人が言うってことは、世間一般的の意見はもっとひどい意見だと思う。試合は全勝だけれどある意味K-1がこんなもんかとナメられた試合だったと思うので、自分的には対抗戦だったり外に出す時には王者クラス出して思いっきり潰すくらいの気持ちを見せて欲しいと思いましたね」

――65kgに上げた。王者はヨードクンポンだがどう思っている?

泰央「とても強い選手だなと思います。稲垣くんとの試合も見て強いと改めて感じました。でも自分が見て俺の方が強いなと感じました。やりたいと思います」

――倒せる自信がある?

泰央「もちろんです」


――兄弟で同じ大会に出るのは、どういう相乗効果がある?

裕貴「弟と出たのが7年前で、僕がトーナメントで3勝して弟がリザーブファイトで勝って4勝だったので、今回も2人で勝って朝久祭りに必ずしようという意気込みだけですね」

泰央「朝久祭りで兄弟で大暴れするのはもちろん、兄貴も自分より派手に倒そうと思っていると思うし、自分も兄貴よりも派手に倒そうと思っているので、どっちが大暴れするかなっていう感じで。思いっきり大暴れしようと思っています」


――以前、泰央選手はお兄ちゃんは自分の何倍も強いという話をしていたが、その差は縮まった?

泰央「弟より弱い兄貴は存在しないと思ってて。例えば兄貴に土をつけた選手と自分がやって自分は全員に勝てる自信ありますし、逆に自分に土をつけた選手に兄貴は全員勝つと思ってます。兄より優れた弟はいないし、弟に負けているような兄はハッキリ言って努力が足りないと思っています。何回やっても兄貴にはやられますし、そういったことを考えると兄貴は強いなって選手として思います」

――裕貴選手から見て泰央選手の成長はどう見ている?

裕貴「僕から見ても弟は力を付けていて、宮田プロデューサーがずっと試練を与えいるのでそれでどんどん成長していっているのは近くで見ていて分かります。大きな怪我もあったんですけれど、そこから復帰して成長のスピードは御覧の通りで。破壊力も増して以前よりスピードも速いので。正直、62.5kgの僕よりも65kgの弟の方がスピードは速いです。本当に強くなったと思いますね」


――2人とも階級を上げて、それぞれどんな目標がある?

泰央「自分が上げた理由はいろいろあるんですけれど、自分的には身体がデカいヤツを倒すことにロマンがあると思っていて。喧嘩的な強さを見せたいので。今のキックボクシングって全然面白くないじゃないですか。ジャブ突いてカーフ蹴るみたいな。そんなの誰も見たくないと思っているので、喧嘩的に相手がデカいとか小さいとか関係なしに思い切りぶっ飛ばすところを見せたいので。65kgは身体がデカくなったのもあるし、そこでパワー―アップした朝久泰央を見せたいですね」

裕貴「ほぼ同じですけれど、正直60kgの時は当時一番強かったのがレオナ選手に勝ったレミーで、レミーに勝って次はレオナ選手とタイトルマッチでどうかっていう時にタイミングが合わなくて出来なくて。62.5kgに上げようとなったら先に海外戦が決まって戦った来たんですけれど、62.5kgって階級に正式に上げて日本で試合するにあたって歴代の王者より弱かったらダメだと思うので、僕は前王者より強い自信があるし戦えば絶対に勝てたので、それを1戦目の今回の試合で見せて必ず62.5kgのK-1王者になるのが今の僕の目標です」


――裕貴選手がしていう大きな指輪は何?

裕貴「これは武林風の表彰式があったんですけれど、唯一歴代で日本人だと僕だけだと思うんですが記念品でもらって。武林風のバッチも付けているように、僕は武林風で戦う時はK-1の朝久として戦っていますが、日本で戦う時は武林風四天王の一人として戦っているので、指輪とバッチを付けることで気持ちが高まりますし、おかしな試合は出来ないっていうのもあるので。これを付けている以上は世界で戦っている朝久裕貴は違うというのを見せたい気持ちの表れです」

――そういう海外で戦っている兄を見て泰央選手はどう思っている?

「日本で強いけれど海外では通用しない選手もいる中で、戦績の半分は海外でやっていて世界のトップファイターに勝ち続けているのが兄貴なので、そこは選手としてこういう選手がカッコいいなって思いますし、兄貴は武林風を背負ってK-1で暴れるっていうのがあるんですけれど、自分はK-1としての強さ見せたいと思ってRIZINさんで戦ってきたので、兄貴と自分の強さを見せたいのが一番ですね」

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