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【KNOCK OUT】栗秋祥梧の公開練習のはずが山本アーセンにボッコボコ「見てもらったら分かる通り、ほぼボコボコで。でも勝つと思います」(アーセン)

2025/06/16 12:06
【KNOCK OUT】栗秋祥梧の公開練習のはずが山本アーセンにボッコボコ「見てもらったら分かる通り、ほぼボコボコで。でも勝つと思います」(アーセン)

サイドから抑え込んだアーセンがパウンドで栗秋をボコボコに 撮影/安村発

 2025年6月22日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『THE KNOCK OUT 2025』(U-NEXT配信)にて、KNOCK OUT-UNLIMITEDスーパーフェザー級王座決定戦3分3R延長1Rで倉本一真(リバーサルジム新宿MeWe/MAJESTIC)と対戦する、栗秋祥梧(KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺)が公開練習を行った。

 現在一緒に練習しているという、倉本と同じくレスリング出身でRIZINファイターの山本アーセン(KRAZY BEE/NAUGHTY HOUSE)とのスパーリングを披露することになった栗秋だが、公開練習は思わぬ展開に。


 始まってすぐにアーセンが右フックのフェイントから組み付き、ボディロックからスープレックスで投げてテイクダウン。パウンドから、栗秋がシングルレッグを取りに来るとガブったアーセンは4点ポジションからのヒザを何度も連打(直接は当てず床を蹴る)。


 栗秋の身体を起こしてサイドポジションになったアーセンはパウンドを連打し、起き上がろうとする栗秋にガブってまたも4点ポジションからのヒザを連打。その状態が最後まで続き、主役のはずの栗秋は何もしないまま公開練習が終わった。

 以下、公開練習後の一問一答。

最初に自分が極められた。ミステリアスな選手(アーセン)


――いつぐらいから交流が始まったんですか?

栗秋「今年に入ってからですかね。今年に入って一緒に練習させてもらう形になって。僕も渡慶次(幸次)さんとMMAの練習をやっていたので一緒に混ざるようにさせてもらってという感じです」

アーセン「自分たちKRAZY BEEチームの練習場所が1回なくなったんで。ウェルカムしてくれたのがこのクロスポイントだったんで、お邪魔させていただきながらクロスポイントの選手たちと仲良くなっていって、友情がどんどん出来てきたみたいな感じですね」

――お互いどんな印象がありますか?

栗秋「RIZINとかを好きで見てたので、憧れの選手だなと思いました」

アーセン「打撃がすげぇ強くて、年下なんだろうなと思っていたらがっつり年上でしたね。ため口聞いててマジびっくりした(笑)。すいません、知らなかったすって言って」


――元々、栗秋選手の存在は知っていたんですか?

アーセン「いや、自分はここに来て初めて知って自己紹介して仲良くなったみたいな感じです」

――実際組んでみてどうでした?

栗秋「今もそうなんですけど、やっぱり歯が立たない。MMAの大先輩だっていう感じです」

アーセン「初めて組んだ時に、自分がテイクダウンして下から三角と十字を極められたんで、寝技が強いんだなっていう印象はありました」

――え? アーセン選手の方が極められたんですか?

アーセン「自分が極められました。パウンドを打とうかなと思ったら、普通に三角まとめられて。全然立ち技の選手じゃねえじゃん、って思ったのが最初の印象です」


――栗秋選手はキックボクシングでも身体能力が高い選手として評価されてますけど、やっぱりそういうのも感じますか?

アーセン「だから総合のこういうチャンスが来たんじゃないですか」

――実際練習されてて、UNLIMITEDルールに関する能力に関して成長はどうですか?

アーセン「ベルト獲ると思いますよ。さっき見てもらったら分かる通り、ほぼボコボコで。でも勝つと思います(笑)」

栗秋「(苦笑)」

――あれが試合では逆になる?

アーセン「試合でもあのまんまだと思います(笑)。いや、もう絶対勝つっすよ。相手のいいところは全部消す能力は持ってるので。どうでしょうね、まあ、お楽しみっすね。でもベルト巻いてるのは絶対こっちなんで」


――練習でもああいう感じで一方的になってるんですか?

アーセン「さっきも言ったように、本当に隙をあげれば三角・十字を極めてくるような選手なので、何を持ってるか分からないです。ミステリアスな選手だと思います」

――栗秋選手は手応えの方はどうですか?

栗秋「勝てると思います。余裕で勝ちます」


――日に日に自信の方も増している?

栗秋「そうですね。自信はめちゃくちゃありますね。それこそ1週間前ぐらいから感じてきたんですけど、1日1日経つにつれて研ぎ澄まされたりとか、なんかいい緊張感でピリピリしたりとか、自分の中でそういう気持ちが今強くなってきて。今すぐにやりたいなって気持ちがありますね」

――練習では完全に試合を想定した内容でやってるんですか?

アーセン「そうですね。想定した上でも相手の対策中心でやるんじゃなくて、ちゃんと自分の動きの持ち味を消さないような対策の仕方だから。レスラーからしたら、それが1番嫌すよ。俺らレスラーは対策、レスリングの組みをどうにかしないとってやってもらった方が凄いラクに試合運びができるんですけど、立ち技の自分の魅力を消さない風に作戦を立てられると凄く間合いも取りにくいし、攻めにくい。それをやってるんで相手は相当嫌だと思います」


――先ほどの公開練習では投げられてましたけど、投げさせない自信もありますか?

栗秋「いや、別にそこは深く考えてなくて。自分のスタイルを持って戦おうと思っています。自信を持って100%で戦える自信を持ってやります」

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