2025年6月15日(日)東京・後楽園ホール『Road to RWS』(U-NEXT配信)にて、スーパーフライ級(52.16kg)契約3分3Rで元ラジャダムナンスタジアム認定フライ級王者ゲンウボン・ポーラックブーン(タイ)と対戦するJOH(MSJキックボクシング)のインタビューが主催者を通じて届いた。
JOHは9戦8勝(3KO)1分の無敗でWMC日本スーパーフライ級王者とKOSスーパーフライ級王者の二冠王。5月の『SPACE ONE×BOM』で奥脇竜哉をOFGムエタイで戦ったゲンウボンの対戦相手に抜擢された。
僕はヒジで倒したい
――格闘技はいつから始めたんですか?
「5歳から新格闘術・黒崎道場で空手を始め、空手を習いながら道場の方針でキックの試合にも出ていて、10歳の時に本格的にキックボクシングに転向しました。キックのアマチュア試合経験は60戦して45勝ぐらいしています。ベルトはKOS、大和、オールジャパン、KODOを獲得し、松島勲也さんとかジムの先輩たちがプロのリングで活躍しているのを見て自分も同じ舞台で試合をしたいと思ってプロになりました」
――史上初の外国人ラジャダムナン王者・藤原敏男を育てた黒崎健時さんの新格闘術で空手を学んでいたとは! 現在、9戦8勝1分と無敗記録を更新中ですが、好調の要因は何でしょう。
「僕は黒崎先生からは直接ご指導は受けたことはなく、小学生時代だったので楽しくやっていました(笑)。プロになってからは勝ちたいという気持ちが強く、試合を想定した練習ができているから連勝しているんだと思います。ジム代表や先輩と一緒に、対戦相手の試合動画を見て練習していて、代表がアドバイスされたことをやると試合でハマることが多いですね」
――今度の相手、ゲンウボンにはどういった印象がありますか。
「パンチより、蹴りのイメージが強い選手です。ジュニア時代にタイ人との対戦経験はありますが、プロでは初めてになります。元ラジャダムナンスタジアム認定フライ級王者だけに、間違いなく過去最強の相手になります」
――ゲンウボンは5月のSPACE ONE×BOM合同興行で奥脇竜哉選手と対戦していて、同じ相手ということで奥脇選手とも比較されると思うのですが、そこは意識してますか?
「相手に付き合わずに自分のスタイルを貫いて奥脇選手の試合以上に盛り上げる試合をしたいと思います。奥脇選手は倒し切れませんでしたが、練習でも結構ヒジを練習していて、ここ最近の試合でもヒジの調子がいいので、僕はヒジで倒したいと思います」
――勝ったその先に見据えていることはありますか?
「チャンスを掴んで本場のRWSに出場したいです。その先にはもちろんラジャダムナンスタジアムのベルトを狙っています」
――JOH選手と同階級には吉成名高選手がいます。名高選手にも勝てる自信はありますか?
「今は勝つことができないので、もっともっと練習して挑戦できるほどの実績を積んで、倒せるように頑張りたいと思っています」
――試合を楽しみにしています。ご自身としては、次の試合でどういうことをアピールしたいですか?
「僕は地方の選手なので知名度はないのですが、しっかり盛り上げて、試合を見に来て良かったと思える試合をしたいと思います。パンチも蹴りも万遍なくできるので、どういうコンビネーションが出るのかに着目してください」