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インタビュー

【UFC】堀口恭司が始球式に登場「UFCを東京ドームに連れて行きたい」、大谷翔平の活躍は「励みにもなるし、負けないぞっていうのもある」

2025/06/07 15:06
 2025年6月7日(土)、神奈川・横浜スタジアムで開催のプロ野球「横浜DeNAベイスターズvs.北海道日本ハムファイターズ」(U-NEXT配信)の始球式に、UFC復帰が決定している元RIZINフライ級&バンタム級二階級王者の堀口恭司(アメリカントップチーム)が登場。見事、ノーバウンドストライクで投球後、報道陣の囲み取材に応じた。  堀口は、6月アゼルバイジャン大会をキャンセルした怪我の状況を「8月以降に復帰」と語り、6月8日(日)にU-NEXTでゲスト解説する『UFC 316』の2つの世界王座戦、さらに自身が対戦したパッチー・ミックスのUFCデビュー戦の見どころなども語った。 堀口恭司「ATTのケイラ・ハリソンにはタイトルマッチでしっかり勝ってほしい」 ──横浜スタジアムの雰囲気はいかがでしたか。 「すごい人がいて、格闘技とはまた違った、マウンドに目線が集まるので、なんかすごいなって。初めてあそこに立ったので、ここは野球の聖地なんだなと思いました」 ──堀口選手もUFCの大舞台でオクタゴン一点に目線を集中させています。 「やっぱり自分は本当、世界一を目指してるんでそこでチャンピオンベルト獲りに頑張っていきたいなと思います。UFCも今回のプロ野球のようにU-NEXTで配信されていますので、ぜひ見てみてください」 ──格闘技の打撃とは異なる、ストレートは練習はされたんですか? 「練習何回かしましたね。でも多分10回ぐらい(笑)」 ──野球経験は? 「あるわけないじゃないですか(笑)。学校で投げるぐらい。野球はアメリカで見たことはあります。(日本のプロ野球で好きなチームは?)そうですね、いまから横浜で(笑)」 ──今日の背番号の61番は……。「(愛犬の)ロイです(笑)」 ──バンタム級の61kgってことではない? 「61kgでやっていくってことじゃないです……そういうことかな(笑)」 ──ユニフォームもグローブも気に入っているようですね。 「気に入ってますね、このグローブ、かっこいいじゃないですか。しかも、結構似合うんですよ(笑)。アメリカに持って帰ります」 ──同じ“メジャーリーガー”として、米国で大谷翔平選手のニュースを見ることはありますか。 「ありますね。みんな野球好きな人も多いし、ATTのオーナー(ダン・ランバート)とかもすごい野球も好きで、そういう話もしますね。そこでやっぱり『大谷でしょう』みたいな話をします」 ──大谷選手の活躍は励みになるのか、それとも負けないぞって気分になるのでしょうか。 「負けないぞっていうのもあるし、励みにもなります。両方ありますね」 ──さて、UFCでの復帰戦はいったん流れましたが、怪我の回復状況はいかがですか。 「体調は徐々に良くなってきてます。まあ夏頃には復帰できるかなという感じです。8月以降という感じですね。それで、UFCさんがこういう機会をくださったので、ぜひ出たいなと思ってきました」──対戦相手がまた新たな選手になると思います。それに向けてはどこの会場で誰が来ても、という感じでしょうか。 「自分が怪我して飛ばしちゃってるので、本当に対戦相手に申し訳ないなと思いますし、次は来た相手の誰でも、どこでもいいんで、しっかりと試していこうかなと思ってます」 ──日曜日のU-NEXTのUFC中継でも解説をされるそうですが、メインイベントのメラブ・ドバリシビリvs.ショーン・オマリーのバンタム級王座戦の予想をお願いします。 「2人は1回戦っていて、前回はすごいメラブがテイクダウンを取ってコントロールした時間が長かったんですけど、今回はオマリーがそれをさせないようにいろいろ対策も練ってきてると思うんで、面白いですね。打撃の試合にはなるのかなとは思いますけど……メラブ、本当にスタミナが半端なくて。同じ展開になっちゃうだろうなとも。そこのせめぎ合いじゃないですか。それが楽しみです」 ──堀口選手が対戦したパッチー・ミックスのUFCデビュー戦も組まれています。 「それも面白そうですよね。楽しみですけど、怖さもありますよね。やっぱり相手のマリオ・バティスタも上手いし、寝技も打撃もできる。自分も楽しみですね。それに明日はケイラ・ハリソンも出るんですよ(女子バンタム級タイトルマッチでジュリアナ・ペーニャと王座戦)」 ──アメリカントップチームでの“宿敵”ですね(笑)。 「宿敵じゃないっス(笑)。仲間で、タイトルマッチなんで、しっかり勝ってほしいなっていう」 ──ケイラとは帰国前に話しもしましたか。 「もう毎回話してます。毎回文句バァーと言ってます(笑)」 ──今日の会場のように満員のスタジアムで試合を、という気持ちは? 「東京ドーム大会は、たぶん似てますよね。自分はまだ東京ドームで試合してないんですけど、まあ似てると思うんで。まあ東京ドームとかでやりたいなと。UFCをそこに連れて行きたいなって感じですね」
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