2025年6月22日(日)大阪・泉大津市のテクスピア大阪で行われる『DEEP☆KICK 74』の追加カードとして、DEEP☆KICK-55kg王座決定トーナメント決勝に加え近藤3兄弟長男・近藤大成の引退試合、他ランキング戦など全7試合が追加発表、試合順が決定した。
今年2月より始まったDEEP☆KICK-55kg第9代王座決定トーナメントの決勝戦で、互いに自身初のタイトル戦となる保井広輝(LoTgym)と駿希(BKジム)が激突する。
保井はプロ戦績6勝(1KO)6敗1分。長いリーチを存分に生かしアグレッシブに攻め入るKrushを主戦場に戦うK-1ファイター。DEEP☆KICKでは3勝1敗。2月に同トーナメントに出場を決めると準決勝で弘樹(Y'ZD GYM)を相手に左右のパンチ連打にカーフ・テンカオと果敢な攻めを見せ判定勝利、トーナメント決勝に躍り出た。そして迎える王座決定戦、ここを制しチャンピオンベルトをLoTgymに持ち帰ることが出来るか。
対する駿希はプロ戦績は5戦5勝3KOと負けなしを誇り、威力抜群のパンチとカーフを存分に振るいながら現在全試合でダウンを奪いながら全勝街道を突っ走る倒し屋ファイター。2022年12月のプロデビュー戦より全試合がDEEP☆KICK出場。3月の準決勝では井上大和(NJKF TOKEN KICKBOXING GYM)と対戦、2Rまでのオープンジャッジでは劣勢となるも3Rに逆転のダウンを奪い判定勝利と剛腕で決勝進出を決めた。そしてプロ6戦目で迎える王座戦、ここでも相手をリングに這わせ無敗のままベルトを殴り取ることが出来るか。
続くはキックボクシングジム3K代表として数々のプロファイター達を輩出している近藤大成(キックボクシングジム3K)が引退試合として最後の1戦に挑むことが決定、DEEP☆KICK-70kg契約にて榎木友星(ビンチェレあべの)と対戦することが発表された。
【写真】現K-1ミドル級王者の松倉信太郎(右)とは2度対戦した 近藤は次男・拳成、三男・魁成とKrush・K-1で活躍する近藤3兄弟の長男。小学生の頃より空手を始めると高校生でキックボクシングの道へ、そして2011年、高校を卒業後にDEEP☆KICKでプロデビューを果たすと、ほそえとしひろ(志真会館)を相手に1Rに3度のダウンを奪いTKO勝利、インパクト大のプロデビューを飾る。そしてその後はKrushを主戦場に活躍、自身の夢であったK-1の舞台を目指し兄弟たちと切磋琢磨していくと、2014年4月「Krush.40」でのJ(Desperado.TSK japan)戦でのドローを最後に試合出場はなく、この年より拳成・魁成のトレーナーとしての活動を始めた。
後に「良くも悪くも2人を格闘技の道に導いたのは長男の自分、だからできる限りの時間と労力、そして愛情を拳成と魁成に注ぎたい」と語っており、そこからは3兄弟でK-1王者を狙っての戦いが始まることとなった。そして2020年8月17日には自身が代表を務めるキックボクシングジム3Kを心斎橋にオープンするとDEEP☆KICKはもちろん様々な大会に出場するプロ選手を輩出していく。
2024年8月「Krush.164」で小田尋久(キックボクシングジム3K)が第5代Krushスーパーウェルター級王者に輝くとその1カ月後、自身のSNSで「自分は心に決めてた事があります。Krushのチャンピオンを輩出できたらあと一回選手として試合に出るということ」「大阪で最後自分のために戦う」と発信。そこから時を経て今回、引退試合として実に11年ぶりとなる試合に挑むこととなった。自分の為に戦うと話す近藤、最後となる試合を制しジム生徒たち、そして愛する兄弟たちにカッコいい兄貴の姿を見せることが出来るか。
対する榎木はプロ戦績は2勝(1KO)1敗、昨年7月にプロデビューした21歳でプロデビュー戦こそKO負けと悔し涙を飲んだが昨年12月「DEEP☆KICK 72」では増田拓英(BKジム)を相手に2RTKO勝利で初勝利を飾ると4月「KAKUMEI KICKBOXING」ではアーミー正成(Bull's eye)を相手に判定勝利と現在連勝中と勢いに乗っている。
他には-53kg契約にて、DEEP☆KICK-53kg第5代王者であり昨年9月にベルトを奪われるも更なる飛躍を狙うKING剛(ROYAL KINGS)と、NKBを主戦場に戦いX-FIGHT初代フライ級王者である滑飛レオン(テツジム)が対戦。
-60kg契約にて同級2位の津留純平(FASCINATE FIGHT TEAM)vs.先日の「DEEP☆KICK TOKUSHIMA 2」でも勝利を収め2カ月連続参戦で勢いのままにランキング上位入りを狙う同級6位の平尾一真(Blaze)のランキング戦。
-53kg契約にて長身を武器に鋭い蹴り・パンチが魅力で次期トーナメントに向けて上位ランカー入りを狙う同級7位の瀧(魁塾) vs NKBを主戦場に今回がプロ19戦目、ここで勝利し次へのチャンスを狙う兵庫志門(テツジム)。
-56kg契約にて、今回が1年ぶりの試合となるプロ9戦目の西尾仁徳(拳心會館)vs.鋭い蹴り技を武器にプロ2勝目を狙う丹孔志狼(NJKF心将塾)。-53kg契約にて、互いにプロデビュー戦となる小野田琉己(NJKFteamBonds)vs.井端刻也(NJKF健心塾)など5試合も追加発表された。
他にもアマチュア2試合も発表され、これでプロ11試合、アマチュア2試合の全13試合が決定した。