キックボクシング
レポート

【S-BATTLE】奥山雅仁がTKO勝ちでライト級王座防衛、大稚YAMATOがフェザー級王座奪取、加藤琉雅がミドル級王座奪取、松山和弘が新バンタム級王者に

2025/06/04 19:06
【S-BATTLE】奥山雅仁がTKO勝ちでライト級王座防衛、大稚YAMATOがフェザー級王座奪取、加藤琉雅がミドル級王座奪取、松山和弘が新バンタム級王者に

RISEでも王者を目指す奥山がアルゼンチンファイターにTKO勝ち(C)S-BATTLE

S-BATTLE NEXT HEROS 2025
2025年6月1日(日)愛知・岡崎市竜美丘会館ホール

▼メインイベント(第10試合)S-BATTLE KICKライト級タイトルマッチ 3分3R延長1R
〇奥山雅仁(OISHI GYM/S-BATTLE KICKライト級王者)
TKO 3R 0分20秒 ※レフェリーストップ
×ファクンド・グラマホ(アルゼンチン/SAMURAI GYM/DOJO SERPIENTE/挑戦者)
※奥山が初防衛に成功。


 奥山はSB日本ウェルター級王者・奥山貴大の弟で、兄と同じく柔道をバックボーンに持ち、2021年7月にプロデビュー。プロ8戦目となった23年5月の同タイトルマッチで王者どん冷え貴哉を延長戦の末に判定勝ちで初戴冠を果たした。その1カ月後には修斗のリングで行われたワンデートーナメント「CKC2023 -63kgトーナメント」でも優勝。現在はRISEを主戦場にし、4月の前戦ではベテランの北野智大に判定勝ちしたことでRISEライト級4位にランクインした。


 対するグラマホはタイを拠点とするアルゼンチン人選手で、今後日本で活躍していきたいという本人の意思と元HEATライト級王者ヘンリー・セハスが代表を務めるSAMURAI GYMの強い推薦を受け、今回のタイトル挑戦者に抜擢されたという。5月11日に名古屋で開催された『RISE FireBall NAGOYA』では久保田有哉(TARGET)とドロー(RISEでのリングネーム表記はファクンド・グラマチョウ)。20日の短いスパンで挑むことになった。

 1R、185㎝の長身を誇るグラマホはプレスをかけリーチを活かした攻め。奥山は入り込んで左右のフック、右カーフで削っていく。

 2R、一気に連打を仕掛けた奥山は右ストレートでダウン奪取。立ち上がるグラマホに右カーフ、接近戦でボディブローを当てて試合のペースを握る。カーフが効いてきたか、グラマホは足を引きずるようになり尻もちを付く場面もスリップと見なされる。


 3R、完全に足の止まったグラマホに、奥山が右カーフをクリーンヒットさせるとグラマホはダウン。グラマホは立ち上がったものの即座にレフェリーがストップし、奥山がTKOで初防衛を果たした。マイクを握った奥山は「今はRISEに上がっていて4月にランキングに入りました。今RISEのベルトを目指していて必ずチャンピオンになります」とアピールした。

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