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2025年6月1日(日)、朝8時から米国ネバダ州ラスベガスのUFC APEXにて『UFC Fight Night: Blanchfield vs. Barber』(U-NEXT配信)が開催されている。
▼フライ級 5分3R
〇アラン・ナシメント(ブラジル)20勝6敗(UFC2勝1敗)※1.5ポンド体重超過
[判定3-0] ※29-28×3
×ジャフェル・フィーリョ(ブラジル)16勝3敗(UFC2勝1敗)
注目のフライ級戦。
ナシメントは2年5カ月ぶり復帰戦。2016年12月のRIZINで60㎏契約で元谷友貴にスプリット判定負け後、2021年10にUFCと契約し、堀口恭司と対戦予定だったタギール・ウランベコフにスプリット判定負け。その後、ジェイク・ハードリーに判定勝ち。2023年1月にカーロス・ヘルナンデスにリアネイキドチョークで一本勝ち。しかし、4度の試合キャンセルを経て、2年5カ月ぶりにオクタゴンに戻る。シュートボクセ・ディエゴ・リマ所属の33歳。今回は680g体重超過している。
対するフィーリョは、2023年3月のUFCデビュー戦で無敗のムハンマド・モカエフと対戦。ヒザ十字を極めかけるなど攻め込むも最後にリアネイキドチョークで敗れている。その後、2試合続けて1R一本勝ち。2024年3月にオデ・オズボーンに1R リアネイキドチョークを極めている。また、2024年12月には、8月に平良達郎と対戦する3位のアミル・アルバジとグラップリングマッチで対戦し判定勝ち。32歳。
#UFCVegas107 Official Result: Allan Nascimento (29-28, 29-28, 29-28) defeats Jafel Filho via Unanimous Decision.
— UFC News (@UFCNews) June 1, 2025
Complete Prelim Results ➡️ https://t.co/B9WQmgkdl7
1R、ともにオーソドックス構え。ナシメントは右カーフ、左ミドル。その打ち終わりにフィーリョは左から右フックで詰めて左差しからボディロック。右ヒザ。2度目の崩しも右小手で残したナシメントが四つからシングルレッグで崩すが、残したフィーリョが四つから回してテイクダウン! ニアマウントも、半身から足をハーフに戻したナシメントが腰を切りフルガードに。下から蹴り上げ立ち上がる。
すぐについていくフィーリョがボディロックテイクダウンからバック! 4の字ロックからリアネイキドチョーク狙い。正対したナシメントにマウントギロチンで絞りホーン。ナシメントのラウンドに。
2R、先に圧力をかけるフィーリョがワンツーで詰めて、ナシメントがヒザを上げたところをすくい上げてテイクダウン。立つナシメントをボディロックテイクダウンからバック、リアネイキドチョーク狙いに。しかし、上に乗り過ぎたフィーリョを前に落としたナシメントがサイドに。左で脇差し右エルボー。フィーリョの左脇が空くと肩固めも狙う。フィーリョはフルガードから腰に足を当てて蹴り上げを狙うが、腰をずらしてすかしたナシメントが右で脇差しパス狙い。
フィーリョもパスを防ぐとナシメントは右で脇差し、ハーフからエルボー。フィーリョはニーシールドに。ナシメントのラウンドに。
3R、ブラジリアン同士ハグから。左から右で詰めるフィーリョ。シングルレッグのナシメントに右アッパーを合わせながら切るフィーリョがバック、すぐにシングルバックに。座って防ぐナシメントは背後のフィーリョの頭を掴んで前方に落とす。
ケージウォークを使うフィーリョを押さえ込むナシメントは、フィーリョの立う動きにバックに。ケージ際で座るフィーリョに左足をかけてバック。左腕を喉にかけて絞めると、フィーリョはいったん仰向けになって防いでから足関節狙いから立ち上がり。
なおもバックについていくナシメントがバック、ボディトライアングルで背後から細かいパンチでホーン。ナシメントは判定前からケージに登った。
The Battle of Brazil! 🇧🇷
— UFC (@ufc) June 1, 2025
Allan Nascimento wins by UD at #UFCVegas107! pic.twitter.com/ar2jwm8FZp
判定は29-28×3で体重超過のナシメントが勝利。「久しぶりなので、この場所から離れていたのは本当に辛かったですが、ここに戻ってきて、自分が愛する仕事ができることにとても嬉しく思っている。僕には大きなチームがあり、UFCの選手がたくさんいる。その知識が発揮されていることに本当に嬉しく思っているよ」と語った。




