キョージがUFCに復帰すると聞いて、みんな『ようやく戻ってきたな』って。クレベルとは日本で再会したい
──今回のファイトキャンプでは、ジェイジェイ・ウィルソンとの練習風景を見ました。ほかにも誰と一緒にトレーニングしていたんですか?
「ATTに4カ月間滞在し、1日も無駄にせず、MMAスキルを向上させたことを示したい。ATTでは、ほぼ全員とトレーニングし、最初に友人の試合準備を手伝った。その後、試合のオファーを受け、準備と戦略、相手のスタイルに焦点を当て、相手のスタイルに似たスパーリングパートナーと練習したよ。ATTは世界最高のジムだし、スパーリングパートナーもトップレベルばかり。ダスティン・ポイエー、グラント・ドーソン、ダコタ・ブッシュ、ジェイジェイ・ウィルソン、クリスチャン・ターナー、それにクレベル・コイケともやった。多くの仲間が助けてくれたよ」
──そのクレベル・コイケ選手のRIZINタイトルマッチは見ましたか?
「見たよ。KOで負けてしまったね。でも彼の本領を発揮する前に試合が終わってしまったから、きっと次はやってくれると思う。クレベルは僕の友達だ。KSWでも戦って、いまはとてもいい関係だし、会えばいつも一緒に練習している。素晴らしい人間なんだ。今年は日本に行く予定もあるので、また彼と会えると思うよ」
──ところで日本のATT選手では、堀口恭司選手がUFCに復帰しました。チームではどのような反応がありましたか。
「キョージは本当に素晴らしい人間だよ。階級は2つ下だけど、時間があるときは一緒に練習するんだ。雰囲気もすごくいいし、エネルギーもある。長年ATTにいる戦士で、コーチのマイク・ブラウンも僕と共通してるから、一緒に練習する機会も多いんだよ。彼は本物のサムライで、偉大なファイターだ。だから、彼がUFCに復帰すると聞いて、みんな『ようやく戻ってきたな』って言っているよ」
──ライト級では、前フェザー級王者のイリア・トプリアと、ライト級2位のチャールズ・オリベイラが6月28日(日本時間29日)の『UFC 317』で対戦します。同階級のこの注目カードをどう予想しますか。
「非常に興味深い対戦カードだよね。両者とも勝利するためのパワーとスキルを持っているから。イリアはオリベイラをノックアウトできるかもしれないし、オリベイラも確かに重いパンチを持っている。どちらもスタンド、グラウンドのどこでも倒すための多くの良い道具を持っている。しかし、オリベイラは本当に大きな選手で、フェザー級のイリアは小柄な選手だ。これはチャールズ・オリベイラにとって有利になると思うし、彼はそれを成し遂げられるだろう」
──ガムロ選手も、今回の試合に勝てば、トップランカーとして再びタイトル戦線に入ってくると思います。どんな試合を見せたいですか?
「素晴らしいパフォーマンスを見せたい。僕の予想では『ファイト・オブ・ザ・ナイト』か、タイムアウト前にフィニッシュできると思っている。決して相手を軽視はしていない。彼はタフだけど、僕は今すごく調子がいい。自分のベストをケージで出し切りたい」
──最後に日本のファンにメッセージを。
「日本の皆さん、僕の試合をぜひ観てください。アクション満載で、めちゃくちゃ面白い試合になると思います。U-NEXTで見逃さないで!」
──来日したらセミナーを開いてほしいものです。
「もちろん。もし実現できるなら、僕はいつでもオープンだよ。日本とその文化については良い話ばかり聞いているし、自分の目で確かめたいんだ!」



