MMA
ニュース

【PANCRASE】フェザー級・平田直樹「良くなったところを出せるように」vs.栁川唯人「消防官を辞めたのは、本気で世界に行くなら二足の草鞋を履いている時間はないから」、バンタム級・田嶋椋「K-1ジム大宮で打撃強化」vs.山木麻弥「キックの人たちよりも強い自信がある」=6月1日(日)

2025/05/31 03:05

3位の田嶋と、3戦全勝の18歳・山木が激突

▼バンタム級 5分3R
田嶋 椋(OOTA DOJO)3位・8勝3敗
山木麻弥(ALIVE)8位・3勝

 2024年12月大会でオタベク・ラジャボフの体重超過により試合が中止となった田嶋は、2024年3月に激闘となった井村塁戦での判定負け以来の試合。25歳。

 対する山木は、極真空手ベースで、MMA3戦3勝3TKOとパーフェクトレコードを誇る新鋭。2025年3月前戦ではハードパンチャー矢澤諒の左のスイングを18歳とは思えぬ冷静さでスウェイで見切り、そのスタンスのままシャープな左フックを打ち抜いて衝撃1R KO勝利を飾った。

 その実力が本物かを見極める意味では、元暫定王者・田嶋はこれ以上ない相手。4連勝後の2023年4月のバンタム級王座統一戦では中島太一に判定負けも、同年12月に実力者・ 笹晋久に判定勝ち。2024年3月の前戦では前述の通り、井村と試合後に互いに座り込む死闘を見せている。

 殺傷能力の高い打撃を武器とする山木が、その勢いのままランキング上位に食い込むか。それとも経験、総合力で上回る田嶋が長いジャブでコントロール、巧みな組みも混ぜたMMAで戦績の差を見せつけるか。バンタム級の下剋上マッチだ。

田嶋と山木はともに「自分に流れが来てる」

――まず最初に、それぞれ意気込みをお願いします。

山木 ALIVEの山木麻弥です。今回の試合スパッと勝って、年内ベルトを狙いに行きます。

田嶋 前回、試合できなかったんで、その分もしっかりここで爆発させたいと思ってます。お願いします。

――お互いの印象をお聞かせください。

山木 どっかに偏っているっていうわけでもなく、全部できるなっていう印象があります。

田嶋 若くて、手足が長くて、シュッとしてる、いい感じだなと思います。

――田嶋選手にうかがいます。4月大会で、透暉鷹選手とウルル選手のタイトルマッチがなくなってしまいました。これに関してどのように思われますか。

田嶋 そうですね。2人とも計量に失敗して自分としては……めちゃめちゃ嬉しかったですね(笑)。『ラッキー』って言って『次もう俺じゃん』みたいな感じで思ってたんで。今、自分に流れが来てる、そう思ってますね。

――バンタム級のタイトルに関しては、どう思ってますか。

田嶋 まあ、誰がやるかは分からないですけど、次勝ったら自分、アピールさせてもらおうと思ってるんで。そんな感じですね。

――今、打撃の練習でK-1ジム大宮に行かれているようですが、いつ頃からどんな練習をされているのでしょうか。

田嶋 K-1ジム大宮の姜(宗憲)代表にマンツーでミットを持ってもらって、あと土曜日のスパーリングでK-1ジム大宮さんの選手たちと一緒にやっているんですけど、ほんとうに打撃の本職の人たちなんで、すごく良い練習になってますね。それを2年ぐらい前から一緒にやらせてもらっています。

――K-1ジム大宮の稲垣柊選手がK-1でタイトルマッチがありますけど(※5月31日、K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチにてヨードクンポン・ウィラサクレックと対戦)、稲垣選手とも練習されていますか。

田嶋 はい、一緒に練習して毎回ボコボコにされてます。

――「一緒に勝とう」と?

田嶋 そうですね。

――山木選手はストライキングが強い選手ですが、田嶋選手はその打撃に対しての自信をお願いします。

田嶋 全然、あの……K-1ジム大宮の人たちは本当にだいぶ打撃が強いんで、その人たちとやってるんで、結構自信はありますね。

――打撃戦になっても勝てるという?

田嶋 そういうふうになると思いますし、まあ寝技もあると思いますし、打撃もあると思うんで。そこはやってみないと分からないですけど、まあ、そういう戦いにはなると思いますね。

――総合的には、まだ山木選手とのレベルの差を見せるという感じですか。

田嶋 そうですね。総合力で自分が上回ってると思うんで、そういうところで戦っていきたいですね。

――山木選手、田嶋選手の打撃の自信を聞いていかがですか。

山木 いやぁ、僕的には、もうキックの人たちよりも強い自信があるんで、今回の試合も打撃でスパッと勝ちに行こうと思ってます。

――だいぶ上位の選手といきなり組まれたと思いますが、試合が決まった時は率直にどんなお気持ちでしたか。

山木 いやほんとうに、さっき田嶋選手も仰ったんですけど、僕に流れが来たなっていうのがありますね。

――前回、1ラウンド103秒での勝利でしたが、今回も短時間を狙っていくのか、また違う形なのか。

山木 僕、時間とかはあまり気にしてないんですけど、デビュー戦が2ラウンド30秒くらいで、2、3戦目が1ラウンドで。流れがもう1ラウンドでKOしろと言われてるようものなので、1ラウンドで行こうかなと思います。

――今回勝ったら、次はタイトルマッチというお気持ちですが。

山木 そうですね、僕もアピールしようかなと思ってます。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント