反乱軍のスピーカーとして注目を集める永坂(C)K-1
2025年5月31日(土)神奈川・横浜BUNTAI『K-1 BEYOND』にて、-56kg契約3分3R延長1Rで大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)と対戦する永坂吏羅(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)のインタビューが主催者を通じて届いた。
2人はSNSでトラッシュトークを展開し(継続中)、対戦発表記者会見では永坂が大久保を挑発。大久保もカウンターで永坂を論破するなど、ヒートアップしている。
永坂は全日本テコンドー選手権大会2連覇&MVP受賞で、2018年11月にK-1 JAPAN GROUPに初参戦。2戦目で璃明武に敗れるも、20年3月の“狂拳”迅をKOで再起。23年7月のKrushスーパーバンタム級タイトルマッチで王者・璃明武に挑むが判定負け。9月のK-1では池田幸司とダウンを奪い合う激闘を繰り広げ、KO勝ちとなった。25年2月の石田龍大に判定負けも、レオナ・ペタスの反乱軍RibelLion(リベリオン)に入り、大久保琉唯を猛烈に批判して話題になった。
世の中、一部の人を除いてほとんどが売名行為

――発表会見では、大久保選手をディスるためのボードを用意するなど、かなり手の込んだ仕込みをしてきましたね。
「あいつ、マジで嫌いなんですよ。なんか、すぐにカッコつけてすかしているし。それでいてファイトスタイルは、相手に抱き着くだけのつまんねえ試合ばっかで。メンタルはマジ弱いなと思っています」
――だから、マンボウを例えに出したのですね。
「会見でも言ったけど、マンボウはマジ弱いらしいんで。ストレスですぐに死んじゃうという情報があって。まさに大久保じゃんて(笑)。でも誤算だったのは、まさかあんなにあいつがトークをできるとは思ってなかった」
――頑張ります、くらいの選手だと思っていたと。
「そう! もう、ずっとこちらが一方的に攻撃してやろうと思っていたら、なんかちょいちょい返してきて変な雰囲気になってきて」
――なんだかトラッシュトークなのに、会見で和んでいました。
「イライラしていたのに、なんか違う雰囲気になってきた。俺が大久保愛が強い痛いファイターみたいにされてきて、なんだこれみたいな(笑)」
――大久保選手のカウンター攻撃ですね。
「でも、まあいいやと。それならそれで、こっちも用意があるから」
――作戦変更だと。
「軌道修正ですね。ディスることはやめないけど、巻かれているようで巻くみたいな感じにしてやりますよ」

――今回の大久保選手への批判もそうですが、永坂選手はブレイキングダウンの選手にまで喧嘩を吹っかけていますよね。目的は何なのですか?
「リベリオンとしてですか?」
――どちらもです。
「簡単ですよ。注目を集める、ということが目的です」
――SNSのインプレッション数を稼ぐためですか?
「それも含めてですね」
――売名行為と言われますよ。
「売名行為ですよ。世の中、一部の人を除いてほとんどが売名行為じゃないですか。大谷翔平みたいになりたいとか、井上尚弥のようなとか、自分ではない形容詞がつくのはすべて売名行為です。でも、それで何が悪いの? ということです。自分が唯一無二の存在になるためにやっているとしても、本当になれるのか? みんながなれるわけないじゃないですか。簡単になれるんだったら、唯一無二じゃねえし。
少しでも、そこへ近づくためにやっていたとしても、手段なんて人それぞれだし。だったら、自分の好きなようにやって注目を集めることをする。それが今の時代はSNSという手段なんじゃねえかなと」





