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2025年6月8日(日)大阪府豊中市176BOXで開催の『GLADIATOR 031』にて、PROGRESS(プログレス)ルールで、田中有vs.徳野“一心”和馬、石田拓穂vs.岸田海輝徳の2試合が決定した。
PROGRESSルールはポイント有り、テイクダウン、リバーサル、相手の引き込みと全ての状況でトップを奪取した場合に2Pが与えられ、下になった選手がスタンドに戻って正対すると1Pを挽回できるとアメリカのカレッジ・レスリングのポイント制を採り入れたサブミッション・グラップリング。
結果「打撃のないMMA」と呼ばれ、MMAファイターとグラップラーの接点となることで両競技のレベルアップを図ることができることで、注目度が上がっている。今回このPROGRESSルールでMMAキャリアの再構築の一歩をReliableの2選手が踏み出す。
▼PROGRESフォークスタイルグラップリング ウェルター級 5分2R
田中 有(総合格闘技道場Reliable)
徳野“一心”和馬(U.B.F)
田中有は1月の「GLADIATOR 029」でライト級王座決定戦を戦ったが、小森真誉にTKO負けを喫し、ベルトを逃した。田中は小森へのリベンジとベルト奪取を誓い、今回はPROGRESルールに挑む。
対する徳野“一心”和馬はGLADIATOR、WARDOG やZSTでMMAのキャリアを積み、WARDOGではフェザー級王座を獲得している。その一方で、“格闘技のおもちゃ箱”ACFではグラップリング・ウェルター級チャンピオンにもなっているファイターだ。
主催者を通じて徳野は、「田中有選手のことはもちろん存じていまして、関西代表する選手なのでそんな選手とプログレスルールで戦えるのは大変光栄です。MMAグラップリングは自信がありますので試合まで怪我ないようにしっかり仕上げて挑みます! よろしくって話!」とコメント。
岸田は、「僕は何かこれといった成績等はありませんが、実力を出せればプロ相手でも勝つ力は持っています。相手選手は強豪で、階級も違いますが、それを跳ね退けるモノを当日見せることができればと思っています」と意気込みを寄せている。
▼PROGRESフォークスタイルグラップリング ライト級 5分2R
石田拓穂(総合格闘技道場Reliable)
岸田海輝(reversal gym osaka anne)
田中の同門、石田拓穂も2024年7月にGLADIATORフェザー級王座決定トーナメントの1回戦でパン・ジェヒョクに敗れて以来のケージインで、PROGRESルールを戦うこととなった。
対する岸田海輝はアマチュアMMAで幅広い活動を行い、柔術の試合にも出てきた選手。プロ興行でグラップリング戦の経験もある岸田にとって、この一戦で勝てばキャリアアップの恰好の機会となる。
PROGRESはMMAファイターと柔術家およびグラップラーの対決で、上×下という攻防が繰り広げられてきたが、今回はトップの取り合いが軸となる同ルールのもう一つの醍醐味が見られる可能性大。ここに打撃があればどうなるのか。ダメージを受けることになる状態になると、ポイントを献上する──サブミッションによるフィニッシュで帰結するのではなく、削ることが重視される。そんなグラップリングが堪能できるPROGRESマッチ2試合に注目だ。








