2025年5月11日(日)愛知・ポートメッセなごや第三展示館にて開催された『RISE Fire Ball Nagoya』の大会終了後、伊藤隆RISE代表が総括を行った。
「この大会は本当に大﨑兄弟が地元に持ってきた大会だったんですけれど、2人のための大会だったなと思いました。まさに火の玉兄弟だなと思いました。2人ともKO勝ちで素晴らしい内容だったと思います。かなり責任というか重みも感じたと思うんですけれど、そこを見事クリアして凄く頼もしく思いました」と、メインイベントでコーリー・ニコルソンを5R1分22秒でKOしてRISE世界スーパーフライ級王者となった大﨑一貴(OISHI GYM)、第8試合で元フェザー級王者・門口佳佑を2R2分17秒でKOした大﨑孔稀(同)の2人を称えた。
【写真】ダウンを奪われた宮本(左)が追い上げ、本戦ドローで延長戦にて小林に勝利した また、「あとは小林愛理奈と宮本芽依ですけれど、これは宮本が手数で勝ったのかなという部分だったと思うんですけども、延長でボディが効いてるように見られた部分もあったのかなと思いつつ、本当に僅差だと思います。ダイレクトリマッチでもいいのかなとは思っています」と、RISE QUEENミニフライ級(-49kg)タイトルマッチで新王者となった宮本芽依(KRAZY BEE)と王座を失った小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM)はダイレクトリマッチにしたい、と話した。
今回が初開催となった名古屋大会については「またやりたいですね。非常に盛り上がっていますし」と、第2弾大会も開催の方向性にあるようだ。
【写真】RISE世界バンタム級王者・志朗は玖村とのリベンジ戦を希望している 記者からの質問で、大﨑孔稀から試合後のマイクでRISE世界バンタム級王者・志朗への挑戦アピールがあったことについて聞かれると、「大﨑孔稀は非常に強いですよね。世界タイトル挑戦者の候補の1人だと思います。もう一人、玖村選手ですか、非常に興味があります。こちら動きたいと思っています。RISEの世界タイトルは今日の(大﨑一貴と王座決定戦を争った)コーリー・ニコルソンにしてもそうですし、過去だったらペッチとか、RISEでの実績もありますけれど、その他の実績も評価されて世界タイトルマッチになる形が多いので、もし玖村選手がやるとなればそこもTHE MATCHで(志朗に)1回勝ってる部分があるじゃないですか。そこも含めていろいろと検討したいと思います」と、志朗がSNSにて世界王座を懸けて再戦したいと呼びかけた第6代Krushスーパー・バンタム級王者の玖村将史の参戦実現へ向けて動きたいと発言。
玖村は2022年6月の『THE MATCH 2022』で志朗からダウンを奪う判定勝利、2023年3月には鈴木真彦から勝利し、RISEのバンタム級2強を撃破している。2025年4月30日付けでK-1との契約が円満に満了となったことが発表されており、現在はフリーとなっている。