2025年5月11日(日)愛知・ポートメッセなごや第三展示館『RISE Fire Ball Nagoya』の前日計量&記者会見が、10日(土)名古屋市内にて13:00より行われた。
第7試合のスーパーフライ級(-53kg)3分3R延長1Rで対戦する、同級1位・政所仁(魁塾)は52.9kg、フライ級1位・数島大陸(及川道場)は53.0kgで計量をパス。
会見で数島は「色の黒さも今大会で一番黒いのでまず1勝。政所選手は肌白いのでオセロ対決になってしまうんですけれどそこは関係なく、政所選手は格上の選手なので僕は何も失う物がないので1Rからしっかり倒しに行こうかなと思います。あと花言葉も勝ったら言います。キックボクサーは泣かないぜ」と挨拶。
政所は「僕は自分の価値をまた高めて、みんなに期待してもらうための試合だと思っているので、どの局面でも圧倒して勝って、僕が勝っても花言葉は言わないと思うけどしっかり勝ちたいと思います」と話した。
計量で顔を合わせた印象を聞かれると、数島は「めっちゃ目も気合い入っていて身体も仕上がっていて、明日が楽しみやなと思った」、政所は「真っ黒ですね。でも気合い入った顔していたので明日はめちゃくちゃいい試合になると思います」と、互いの気合いを感じ取ったという。
今回は一階級上げてのチャレンジとなる数島は「元々フライ級でもそこまで減量があるわけではないので、そのぶんちょっと重くなったくらい。練習にも別に影響しないし、試合でも身体が重くなったとは思わない。昔、何回か53kgでも試合をやったことがあるので全然いつも通りやと思います」と、特に影響はないとする。
スーパーフライ級1位の政所に勝利すれば、スーパーフライ級のベルトを狙って行くのかとの質問には「政所選手に勝てば53kgの視野も広がると思うけれど、まずフライ級でやり返さなあかん相手が一人おるので、そこでやり返してから53kgに行くなりするので、現時点では53kgにすぐ行くとは思ってないです」と、タイトルを奪われた那須川龍心に勝つことが先決と答えた。
政所は連敗中の心境を聞かれ、「これだけ勝ち星がないのは久しぶりで、2連敗で。明日は何が何でも勝たないといけないと思いますし、51.5kgから53kgに上げて勝てるような甘い階級ではない。明日は53kgで一戦でもやろうと思ったことを後悔させます」と言い放った。