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【GLORY】ペットパノムルンとミゲール・トリンダーデがフェザー級タイトルマッチで再戦、ドノバン・ウィッセがミドル級史上最多防衛記録を懸けマイケル・ボアペアと再戦

2025/05/07 18:05
 2025年6月14日(土・日本時間15日)オランダ・ロッテルダムのアホイで開催される『GLORY 100』の2日目(前日にも開催)に、2つのGLORY世界タイトルマッチが追加された。  GLORY世界ミドル級王者ドノバン・ウィッセ(スリナム)がマイケル・ボアペア(ガーナ)と、GLORYフェザー級王者ペッチ(ペットパノムルン・ギャットムーカオ/タイ)がミゲール・トリンダーデとそれぞれ防衛戦を行う。  ウィッセは2016年11月にプロデビューすると連戦連勝で2018年9月からGLORYに参戦。しかし、12月の2戦目でプロ初黒星を喫した(12戦目)。その後は再び連勝の波に乗り、2021年9月にユスリ・ベルガロイをTKOに破って王座を獲得。2022年8月には初防衛に成功した。  2023年6月に最強の挑戦者と目されていたセルカン・オズカグライヤンの挑戦を退けて2度目の防衛、11月にはマイケル・ボアペアの挑戦も退けて3度目の防衛、2024年5月にウルリック・ボケメを破り4度目の防衛、そして10月にセルゲイ・ブラウンに勝利してアレックス・ペレイラのタイトル防衛記録に並ぶ5度目のGLORYミドル級世界王座防衛に成功した。今回の6度目の防衛に成功すれば、ペレイラを抜いて最多防衛記録となる。戦績は22勝(10KO)1敗。  挑戦者のボアペアはRINGS Holland Fighting Networkが主催する『Rings Gala』を主戦場とし、2022年3月には『Rings Fighting Network 2022』にてRINGSミドル級タイトルマッチを経験(ケビン・ヴァン・ヘッケレンに判定負け)。2022年8月からGLORYに参戦するも、2戦目でセルゲイ・ブラウンに判定負け。2023年3月には当時ミドル級3位のエルトゥールル・バイラックを判定で破り、6月にはウルリック・ボケメにTKO勝ち、8月にセルゲイ・ブラウンに勝利して3連勝を飾っていたが、11月のGLORY世界ミドル級タイトルマッチで王者ドノバン・ウィッセに判定で敗れた。  2024年5月の再起戦でセルカン・オズカグライヤンに判定勝ちするとライトヘビー級での2試合も合わせて5連勝。前戦は5月1日の『GLORY UNDERGROUND: POWERED BY BETR』でステファン・ラテスクをKOしたばかり。戦績は21勝(9KO)4敗1分。普段は棺桶作りの職人。前述の通り、2023年11月以来の再戦となる。  ペッチことペットパノムルンはサウスポーで、2011年にプロムエタイ協会バンタム級王者、2013年にスーパーフェザー級王者となって2階級制覇。2015年にはトーナメント戦の『トヨタ・ムエマラソン』-64kg級で優勝、2016年にWMC世界ライト級王者となった。セクサン、サムエー、ペットモラコット、チャムアックトーンらスター選手としのぎを削って勝利を収め、2016年8月からはGLORYに参戦。2018年9月に ロビン・ファン・ロスマレンに挑戦し、判定勝ちでGLORY世界フェザー級王座を奪取した。   2018年にはGLORYの“ノックアウト・オブ・ザ・イヤー”に輝く。2021年11月にRISEに初来日を果たして原口健飛に勝利すると、2022年8月の原口との再戦を制してRISE世界スーパーライト級(-65kg)初代王者との二冠王となったが、2023年12月の初防衛戦でチャド・コリンズに敗れてRISE王座は失った。7月に原口との3度目の対決も制して8度目の防衛に成功。2024年12月には「GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRANDPRIX」を制し、世界最強を証明した。戦績は173勝(27KO)40敗3分。  トリンダーデはWAKO欧州スーパーライト級王者、ISKA欧州同級王者、MFC-65kg級世界王者のタイトル歴を持つ。2023年9月に『ONE Friday Fights』に出場すると来日経験のあるシップムーンを初回KO。12月のGLORYではベルジャン・ペポシに判定で敗れたが、GLORY推薦選手として2014年3月のRISEに初来日を果たすと、チャド・コリンズを左ハイキックで初回KOする大番狂わせを演じた。  2024年12月の「GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRANDPRIX」では1回戦で原口健飛をKO、準決勝でコリンズもKOで返り討ち、決勝ではペットパノムルンに判定で敗れたが、ランキング1位の実力を見せた。2025年3月にはオープンフィンガーグローブマッチでYA-MANをKOしたことが記憶に新しい。爆発力があり、パンチに偏らず蹴りも強い。戦績は62勝(26KO)7敗。こちらも再戦となり、前回は3R、今回は5Rで行われる。  さらに、4月6日に32人で開幕した「Last Heavyweight Standing」の第2フェーズが開催され、コリン・ジョージ、ミロス・ツヴェチカニン、イオヌット・イアンクーなどが参加する2つの4人制ワンナイト・トーナメントが前日に続いて行われ、12月のグランドファイナルへの進出者が決定する。
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