「自信がある」という言葉を何度も使った朝倉未来
2025年5月4日(日)東京ドーム『RIZIN男祭り』に出場する全選手の個別インタビューが、2日(金)都内にて行われた。
第15試合のRIZINフェザー級(66.0kg)5分3Rで、鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)と対戦する朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)が出席。試合への意気込みを語った。
朝倉は、2023年7月にヴガール・ケラモフに一本負け。2024年7月の前戦で平本蓮に1R TKO負けで「いったん」引退を表明。しかし、今回の東京ドーム大会で平本との再戦のために復帰を決めた。その平本が負傷欠場で対戦相手が決まらずにいたが、鈴木千裕が名乗りを挙げて対戦が決定した。
水抜きはいつもと変わらない。キツいのはキツい
「ワクワクしますね」
――そのワクワク感というのは?
「試合が楽しみです」
――対戦する鈴木千裕選手の印象は?
「去年チャンピオンだったわけですし、凄い強い選手ですね」
――試合のテーマはある?
「やりたいことをやるって感じで。復活っていうよりは自分自身の試合を楽しむっていうところですかね」
――どんな試合を見せたいか?
「凄い面白い試合になると思います。皆さん、楽しんでください」

――昨日、ファンにチケットを渡しに行く動画を公開したが、引退から復帰を経てファンとの向き合い方が変わったことは?
「昔から変わってないですね、そこに関しては。ただ、ファンの人の生の声を聞く機会が少なくなっていたので、そういった意味では当日の会場の声援とかはああいう機会がないと聞くことがないので、試合の日が楽しみですね」
――周囲からリラックスしているとの声があるが、以前とは違う?
「うーん…自信に漲っていますね。やることをやってきたなって自信があるので。あとはやるだけっていう意味でリラックスしています」
――ジャパントップチームから5人も出場するが、それがパワーになっている部分は?
「追い込み期間をみんなで一緒にやってきたのが大きいですね。試合に関しては全勝したい気持ちは歩けれど、他の4人が勝とうが負けようが俺は関係ない気持ちでやっています。自分の試合は勝ちに行くっていう」
――今回はやることをやってきた自信があると言っていたが、今まではやりきれてないところがあった?
「やることはやってきているけれど、自信があるんですよね。分からないけれど、練習でのスパーリングとか成長した部分が明らかにあって自信があるって感じです。やることは毎回やっています。でも今までの格闘技人生で一番練習して来たのでそこが自信になっているかと思います」
――未来選手の中で考える面白い試合とは、どういう試合?
「激しい試合じゃないですか。打ち合いがあったりとか、グラウンドの展開になったりで目まぐるしい展開が続くような試合が面白い試合だと思います」
――それが凝縮されての1Rかもしれないし、それが長く続いて3Rかもしれないということ?
「それはやってみないと分からないけれど、5分3Rやりきる準備をしてきているので、あとはリングの上で分かりますね」

――今回、柔術の竹浦氏をグラップリングコーチとして迎えたことで、成長の手応えを感じた部分は?
「全体的にですけれどね。中途半端だったんですよね、今までの僕のグラップリングは。キープ力はある程度あったけれど極めの一つ一つが足りてない部分があって。チョークならチョーク、三角絞めなら三角絞めって技の一つ一つに何日もかけて研究してきたので。グラップリングに対する自分の中の自信は全部上がっています。全体的にとしか言えない」
―――サブミッションは絞め、関節技、どれが好き?
「絞め系が好きかもしれないですね。王者級になる人たちってタップしない人が多い。でも絞め落としてしまえば勝つことが出来るので」
――冒頭で、今回の試合を楽しむと言っていたが、それは勝ちに徹する戦術に則るよりも感じるままに戦うということか?
「戦略に基づいた上で、その場の雰囲気でやりたいことをやっていきたい」
――体重は70kg前後をキープしていたとのことだが、それで変化は?
「パワーは上がっていますし、スピードも上がってると思いますね。ずっと70kg前後で来たので意外に体脂肪はけっこう落ちてて。水抜きはいつもと変わらないなって状態です。4kgなのでいけるのはいけるけれどキツいのはキツいです」




