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【RIZIN】朝倉未来の対戦相手が鈴木千裕になった経緯は――青木真也、萩原京平、皇治も候補にあがっていた

2025/04/09 21:04
 2025年4月9日(水)20時より、東京・文京区の東京ドームシティアトラクションズ バイキングゾーン芝生エリアにて『RIZIN男祭り 朝倉未来 対戦相手発表記者会見』が行われた。  朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)復帰戦の相手は鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)に決定した。  会見の冒頭で榊原信行RIZIN CEOは、鈴木に決定するまでの過程を以下のように説明。 「平本選手の怪我で、対戦相手としてYA-MAN、千裕両候補選手が平本の穴を埋めるのにはいいんじゃないかなと、僕らプロモーターとしてはこの2人に白羽の矢を立てたんですが、3月末の両選手の試合の結果を受けて、YA-MANは残念ながらKOで負ける結果になり、YA-MANもやりたいとの思いもあったが出すことが出来ませんでした。千裕もスプリットデシジョンでダウトベックに負けた状況を皆さんもご存じだと思いますけれど、ダウトベックに負けたこと以上に怪我や心が折れていることを含めて僕らの中では厳しいなと、千裕も無理かなと3月30日の結果を受けていた時点ではそう思っていました」と、3月29日のYA-MANのミゲール・トリンダーデ戦、3月30日の鈴木のカルシャガ・ダウトベック戦の結果を受けて、朝倉の対戦相手は一度暗礁に乗り上げたとする。  そこで「どちらの対戦相手も非常にレベルが高い選手だったので、何が起こるか分からないということで、ONEで戦っている青木真也にもオファーをしました。青木もやってもいいとの気持ちを持ってくれたんですが、最終的にONEのチャトリの許可が降りずに契約の問題でバックアッププランとしてはなくなりました。そうやって考えた時に、皇治かなと思っていたら書類送検されちゃいました。残念ながら皇治はリストから消えると」と、青木と皇治とのプランもあったがこれも立ち消えたと説明。  さらに「初期の頃から未来にその話をした時に、ドームを埋めるのに一番盛り上がるのは因縁のあるYA-MANか千裕だと言っていました。ダウトベックとの試合やめさせられませんかねって未来は言ったんですけれども、決まっていることも含めて。ずっといろいろなことがあって対戦相手がなかなか決まらない中で、実は香川大会の(萩原)京平の結果を受けて京平かなと思って京平には話をしました。京平もやってもいいと。そういう想いを伝えてくれました」と、萩原京平が対戦相手に浮上した。  しかし、4月5日に急転直下の出来事が起きる。「その中で先週の土曜日、5日に千裕が直談判、志願をしてきました。準備が整いました、やります、10周年記念東京ドーム男祭り、俺行きますよ、と。僕らからすると、大丈夫? と、周りにも聞きました。SNSを見るとしばらく休むと言っていたのでもっと休むと思っていたんですけれど充電完了したそうです。もう完璧ですと。その状況であれば、未来にその話も含めて誰で行くかをきめてもらおうということで話しました。  じゃあ千裕ですねと。この中で一番強い男と行きましょうと。そういうことで千裕と朝倉未来の試合が、本当に奇跡的にというか、僕は戦いの神がいるとするならばいろいろな力が働いてこの2人は戦う宿命だったのかなと感じています。いずれにしても朝倉未来と戦いたいというラブコールを国内外から届きました。本当に感謝しますし、朝倉未来の求心力に改めて驚きを隠せません」と、鈴木が5月の試合に出られるとして朝倉が最終的に選んだと説明した。
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