処分に対して反発はないし、至極真っ当な判断

――ブランクの期間も、格闘技への思いを持ち続けてトレーニングを行っていた?
「そうですね。2021年に秀樹選手とRISEでやったんですけど、その時に負けてしまって。そこから僕はADっていう仕事が、ディレクターという仕事にちょうど負けた1カ月後に変わったんですね。そこから球団担当という仕事をして。最初の1年は西武ライオンズを担当したんですけど、全く練習しないまま仕事に集中しようと思って。1年間練習せずに仕事をしていたんですけど、ヤクルト担当になってから沖縄キャンプに行くじゃないですか、シーズンの前まで。そこで僕も帯同してて1カ月行くので、そこでなんかしたいなと思った時に、沖縄はボクシングが有名なので、ボクシングジムに通うごとになって。そこで刺激を凄いもらって。インターハイに出る高校生のボクサーとスパーリングを1年ぶりにやってみて、格闘技が本当に楽しいな、やり甲斐があるなと思って。そこから仕事をしながら練習して身体を戻そう、いつかまた試合に出たいなっていう思いで2年間練習したので、仕事と並行しながら練習しました」
――処分が出たのは戒告が最初?
「それが一番最初で、それ以上はまだ何も出てない状態なんですけど。僕の身勝手な行動でもあるので、僕はこの処分に対して反発はないですし、至極真っ当な判断と思っています」
――秀樹戦の時は許可を取ったのか、その時も強行突破だったのか?
「あの時は僕、入社時から格闘技をやりたいって話はずっとしていて。当時の局長が格闘技をずっと続けなさいっていう話をされていたので、僕は試合のことだと思ってたんですね。だから特に許可を得ずに5日間夏休みと有給を前後にとって、その中でやれば怪我をしても復帰できることが分かっていたので、プライベートのことだと思っていたのでそれで許可はもらわず試合やりました」
――その時は怒られたんですか?
「全く怒られてはないです」
――今回の試合に向けて誰とどこでどんな練習をしてきた?
「いろんなところで練習させてもらったんですけど、FIGHT CLUB428で篠塚辰樹選手とかのトレーナーをしているタイジュっていうトレーナーがいて。彼は僕が秀樹戦の時、17歳の時にもセコンドに就いてもらって。彼にも見てもらってますし、あと江幡睦さんのLIGHTHOUSE TOKYOっていうジムが広尾にあるんですけど、そこでパーソナルトレーニング。今回セコンドにも入ってくれるんですけど、元OPBF東洋太平洋スーパーミドル級王者の松本晋太郎さんという方と、元RISEライト級王者の水町浩さんという方に、仕事前に1時間ぐらいパーソナルで見てもらってっていう練習を積んできて。かなりいろんな方に対策を練ってもらって、フリーみたいな動きをしてるんですけど所属はFIGHT CLUB428で出させてもらっています」
――先ほどの沖縄のジムの名前は?
「ウィナーボクシングジムです」


