2019年10月12日(土)エディオンアリーナ大阪にて開催される『RIZIN.19』のメインイベント、第13試合100kg契約5分3Rで、ファビオ・マルドナド(ブラジル)と対戦するイリー・プロハースカ(チェコ)が10日(木)大阪府内にて事前インタビューに答えた。
プロハースカはムエタイとレスリングをバックボーンに持ち、2012年に母国チェコでプロデビュー。2015年末のRIZINに初来日し、ヘビー級GP1回戦で石井慧をKO、決勝ではキング・モーに敗れたものの準優勝を果たした。その後はRIZINに継続参戦し、2016年4月には藤田和之をKOするなど連勝を重ね、今年4月にはモーにリベンジを果たしてRIZINライトヘビー級王座を獲得した。
今回は元UFCファイターで25勝13敗の戦績を持つベテランで、プロボクシングでも26勝3敗の戦績を持つマルドナドと対戦する。
石を投げる、湖で泳ぐ…自然の中でトレーニングしている
――現在の心境を聞かせてください。
「準備をしてきたし、体重は相手よりも少ないかもしれないが体調は万全です」
――対戦するマルドナドの印象は?
「彼はスタンディングの選手だと思っています。どういう展開になろうと、その時に必要な作戦を取れば問題ないでしょうね。とても手ごわい相手だと思う。ヘビー級であることも含めて。でも新たなチャレンジだと思っています」
――どんな試合をしたいですか?
「前回のタイトルマッチの時は、こういう風な試合運びをしたいと思った通りのことができたから満足しています。しかし、明後日は難しく激しい試合になるでしょう。全力を尽くすだけですね。試合を楽しみたいと思います」
――相手のどんなところを警戒していますか?
「相手の研究をしてきました。その結果、技術的に私より優っているところはないですね。互角だと思っています。彼は試合の流れを変える才能を持っているので、そこは注意します。そこに注意しながら自分の試合運びをすることに集中したい」
――マルドナド選手も激しい試合になると予想していましたが、イリー選手も激闘を希望しているのですか?
「そうです。しかし、私の方がよりハードな試合をしますよ」
――Bellator世界ヘビー級&ライトヘビー級王者ライアン・ベイダーが、RIZINのタイトルを狙うことを匂わせています。
「今は土曜日の試合に集中したいので、そのことは試合後に考えます。しかし、私は自分のタイトルを守ることができると思っています。逆に彼のタイトルを奪ってやりたいと思いますね」
――Instagramに自然の中でのトレーニングの様子が掲載されていますが、どのようなことをしているのですか?
「自然の中でできることを全てやっています。走る、石を投げる、湖で泳ぐ、瞬発力を付ける運動…何でもやります」
――ヒクソン・グレイシーに似ていますね。影響を受けているのですか?
「いや、そういうことはありません。ヒントにしたことないですね。自然の中でメディテーションをしたり、自分のスタイルで感じるままに身体が必要としていることを自分で考えてトレーニングしています」