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1月27日(日)東京・新宿区の「GSPメディアセンター」にて「Krush.97」の一夜明け会見が行われた。
トリプルメインイベント第2試合=スーパー・ライト級王座決定戦で松下大紀とベルトを争った鈴木勇人。1Rこそ松下のラッシュに押される場面もあったが、2Rにヒザ蹴りと左ミドルで腹を効かせて立て続けにダウンを奪い、会心のKO勝利でベルトを腰に巻いた。
一夜明け会見で鈴木は「1Rのラスト30秒ぐらいで右ストレートを左目にもらって、左目が見えなくなった。その時は『どうやって戦えば良いのかな?』って心が折れかけた」と告白。
絶体絶命のピンチに陥ったものの、セコンドのK-1ウェルター級王者・久保優太の「今まで自分も何回もそういう場面を乗り越えてきた。勇人は絶対的な武器があるから、自分の武器を信じてやり切れ」という言葉で気持ちを立て直し、それがKO勝ちにつながったという。
今後の目標については「もちろんK-1で活躍して、K-1でベルトを獲ることが僕の目標」とK-1に照準を定めつつ「見ている人に少しでも感動してもらえる試合をしていきたい」とファイターとしての気概も語った。
◆鈴木勇人「師匠の言葉は偉大だなって改めて思いました」
「昨日は応援ありがとうございました。今はベルトを巻くことができてホッとしています。松下選手の印象は思った通りの選手でした。最後にリングの上でも言ったんですけど、1Rのラスト30秒ぐらいで右ストレートを左目にもらった時に、左目が見えなくなっちゃって。その時は『どうやって戦えば良いのかな?』って心が折れかけたんですけど、ああいう形で最後は勝てて良かったです。
(ラッシュをかけられた場面は完全にパンチが見えていなかった?)1Rはラッシュが来ると想定していました。作戦としては不用意に打ち合わないで、致命打をもらわないことを意識していて、1Rの攻防は作戦通りですね。
(1Rはだいぶボディを打たれていたが、気持ちの勝負では絶対に負けないという思いがあった?)そうですね。根性勝負では絶対に負けない自信があったんで。あと、僕は元からボディが強くてあんまり効かないんで、ボディはいつも打たれる覚悟でやってます。
(ベルトを獲った後の周りの反応は?)反応は凄いですね。LINEとSNSが鳴り止まないです。ありがたい限りです。(ベルトを獲ってK-1にも進出したいと発言していたが、これからの具体的な目標は?)もちろんK-1で活躍して、K-1でベルトを獲るというのが僕の目標なので。(同席していた中村拓己K-1プロデューサーに)6月の両国大会、予約出来ますかね? お願いします。
(セコンドの久保優太からはどんな指示を受けた?)昨日は本当に救われたんですよ。1Rのラスト30秒で目が見えなくなっちゃって、松下選手が3人に見えたんです。距離も測れなくて『これどうやって戦えばいいんだ?』と初めて試合中に負けを覚悟して。これは絶対勝てないなって思ったんです。それで1Rが終わってコーナーに戻った時に、師匠の優太くんにすぐ『左目が見えないです』と伝えて、内心はめちゃめちゃ焦って動揺していました。
そこで優太くんが冷静に『今まで自分も何回もそういう場面を乗り越えてきた。勇人は絶対的な武器があるから、自分の武器を信じてやり切れ』と言ってくれたんです。それで気持ちを立て直すことができました。本当にそれがなかったら、自分は正直戦えててなかったと思います。師匠の言葉は偉大だなって改めて思いました。
(Krushのチャンピオンとしての目標は?)もちろんKrushのベルトはこれからしっかり防衛していきたいと思っています。今までは追いかける立場でしたけど、これからは追いかける立場になると思うんで、追われる立場を楽しみながら、しっかりと魅せる試合をしていけば良いのかなと思ってます。これからは試合内容ももちろんチャンピオンとして問われると思うんで、昨日も言ったんですけど、見ている人に少しでも感動してもらえる試合ができるように、これからはやっていこうと思っています。
(ファンへのメッセージは?)本当に見ている人に感動してもらえるような試合をすることが目標です。これからも応援よろしくお願いします。次は絶対にK-1のベルトを獲りに行きます」
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◆新バンタム級王者・晃貴、萩原秀斗との激戦を制して憧れのベルトを奪取!「夢が実現して本当に幸せでした」
1月27日(日)東京・新宿区の「GSPメディアセンター」にて「Krush.97」の一夜明け会見が行われた。
トリプルメインイベント第1試合で行われた。萩原秀斗と晃貴のバンタム級王座決定戦。試合は1Rから互いに一歩も退かない接戦となり、延長判定の末に晃貴が勝利。憧れのKrushのベルトを巻くと、自らの夢であった鳥取時代からの先輩・武尊に肩車をしてもらっての記念撮影を実現させた。
一夜明け会見では「夢の中にいるみたいで、まだ実感が沸いてないです。自分はKrushのチャンピオンになって武尊くんに肩車してもらって、リング上で喜ぶことが夢だったので、本当に幸せだった」とベルト戴冠の喜びを語った晃貴。
昨日リング上でのK-1出場のアピールに続き「バンタム級のベルトは誰にも渡す気がないですし、このベルトの価値を高めて、これからも頑張っていきます」とKrushチャンピオンとしての目標も語った。
◆晃貴「最後は気合いでした」
「昨日の試合に勝てて良かった、ベルトを獲れて良かったです。(一夜明け会見まではどのように過ごした?)夢の中にいるみたいで、まだ実感が沸いていないです。(たくさん連絡が来て)めっちゃ返信を頑張ったんですけど、夜中3時ぐらいに眠くなって眠っちゃいました。(笑)。これから返信します。
(延長戦までもつれこむ接戦に勝利できた要因は?)最後は気合いでした。本当に気合で頑張りました。(自らリクエストして武尊選手に肩車してもらっていたが、あの時の心境は?)自分はKrushのチャンピオンになって武尊くんに肩車してもらって、リング上で喜ぶのが夢だったので、本当に幸せでした。
(武尊からどんな言葉をかけられた?)試合前は『ベルトのことは考えるな。試合に勝つことだけに集中しろ』と言われて。勝ってからは本当に一緒に喜んでくれました。…ちょっと涙ぐんでました(笑)。嬉しかったです。
(Krush王者としての目標は?)バンタム級のベルトは誰にも渡す気がないですし、このベルトの価値を高めて、これからも頑張っていきます。(ファンへのメッセージは?)昨日はたくさんの応援ありがとうございました。試合中もたくさんの声援が聞こえて、本当に力になりました。これからも頑張りますんで、応援よろしくお願いします」