2019年10月12日(土)の『RIZIN.19』エディオンアリーナ大阪大会に向け10日、大阪府内で個別インタビューが行われた。
インタビュールームには、第11試合女子49kg契約で、ROAD FC女子アトム級王者のハム・ソヒ(韓国)と対戦する山本美憂(KRAZY BEE/SPIKE 22)が最初に登場。
勝者が浜崎朱加(AACC)の保持するRIZIN女子スーパーアトム級王座への挑戦権を得る大事な試合を前に、「まずはこれに勝つことだけを考えています。一番今までの中でタフな試合になることは間違いないので、気持ちを込めてぶっ倒しに行きます」と、MMA経験豊富なソヒとの試合に集中していることを語った。
また、実弟の山本“KID”徳郁さんの死去から、9月18日で丸1年が経ち、「変わらずトレーニング漬けの1年でした。ただ、少しでも彼に近づければいいかなと思いながら頑張ってきました」と、KIDを思いながら練習に励んできたことを明かした。
──ハム・ソヒ選手との試合を目前にした今の心境は?
「いつもと同じです。試合に向けてこれから気持ちを整えていきます」
──警戒しているポイントは?
「私よりもランクは上だし、経験値はズバ抜けて多いですが、自分なりの試合の組み立てで(いきたい)。一番今までの中でタフな試合になることは間違いないので、気持ちを込めてぶっ倒しに行きます」
──RIZINで目指しているものは?
「今まで通り、1試合1試合、勝っていくことが目標で、その先にあるのがベルトならベルトを獲りに行きます」
──今も戦う理由は?
「自分に気持ちがあるからです」
──ストライカー対グラップラーの対戦で、対ストライカーの自信は?
「今までデビュー戦(RENA戦)の時から、アンディ・ウィンもそうかな──試合内容的には自分のペースで持ち味で勝っていくところは変わらないですね。打撃のある選手ということを想定して練習してきました。立ち技に長けている方なので、そこは全部、要注意です」
──レスリング時代も含め、これまで韓国人選手と対戦したことは?
「アジア選手権かなにかであったかな? あまり対戦したことはないですね」
──韓国人選手の印象は?
「特に……同じアジア人ですし、それほど……」
──ソヒはUFC1勝2敗、キックボクシング経験もあり、ROAD FC女子アトム級王者です。経験の豊富な選手にどう対抗する?
「リングに上がったら一対一なので、目の前の相手を倒す、それだけですね。経験とかそういうのは頭に入れず」
──グアム合宿も含め、この3カ月の進化は?
「まあ、試合を見ていただければ。自分ではそんなに分からないです。試合を見ていただいて(判断してほしい)」
──浜崎朱加(AACC)の保持するRIZIN女子スーパーアトム級王座への挑戦者決定戦になります。ベルトへの意識は?
「まずこれに勝たないと(その先は)無いので、これに勝つことだけを考えています」
──どういう勝ち方が挑戦者に相応しいと思いますか。
「うーん……まあ、いつもの私の勝ち方でいいと思います。(普段通りの山本美憂?)そうですね」
──2018年の9月に山本“KID”徳郁選手が亡くなり、ちょうど1回忌になります。どのように日々を過ぎしてきましたか。
「変わらずトレーニング漬けの1年でした。ただ、少しでも彼に近づければいいかなと思いながら頑張ってきました」