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2025年5月31日(土)韓国・仁川パラダイスシティホテルで開催される『RIZIN韓国大会』の会見が4月16日、同地にて行われ、対戦カードが発表された。現時点で同大会唯一の女子選手のカードとなる、シン・ユリ(team GENIUS)とケイト・ロータス(フリー)の試合では、会見から両選手が火花を散らした。
▼RIZINスーパーアトム級(49.0kg)5分3R
シン・ユリ(team GENIUS)6勝5敗
ケイト・ロータス(フリー)6勝7敗
ケイトは、柔道&空手ベース。DEEPで活躍後、2024年7月にRIZIN初参戦。RENAを相手に奮闘も2R TKO負け。再起戦となった11月のDEEPでは空手世界王者の月井隼南に2R リアネイキドチョークで一本勝ち。今回は韓国で同じRENAに判定で敗れているシン・ユリと対戦する。
シン・ユリは、軍人になる為に始めた武術やキックボクシング、柔術がベース。2019年12月にROAD FCでハム・ソヒが返上したアトム級のベルトを賭けてパク・ジョンンと対戦。1R TKO負けで王座獲得ならずも、21年9月の再戦で判定勝ちで王座奪取。その後ベルトを返上し、引退。3年の空白を経て24年3月にRIZIN初参戦。RENAに判定で惜敗した。11月の前戦で元王者の浜崎朱加に2R 一本負けでRIZIN2連敗中だ。
会見でケイトは、「韓国大会で唯一の女子カードなので、シン・ユリ選手と一緒に韓国大会を盛り上げられたらなと思ってます。よろしくお願いします」と韓国メディアの前であいさつ。
シン・ユリは、「まだRIZINで試合するのが夢みたいです。いつも光栄に思ってます。特に今回は韓国で試合をすることによってもっと嬉しいです。よろしくお願いします。今回はこんなに強い韓国人選手がいっぱいいるので心強いと思っています。頑張ります」と、ホームでの試合に自信の表情を見せた。
続けて「いつも勝ちたいと思っていますが今回も勝ちに行きます。バチバチにKO狙いに行きます。よろしくお願いします」と、ケイト・ロータスをKOしに行くと宣言。
試合展開を聞かれたケイトも、シン・ユリのこの言葉に「KOかTKOになるんじゃないかなと思ってます」と応戦した。
互いにRENAと対戦した試合から、相手の印象を聞かれると、ケイトは「RENA選手との試合を見て、シン・ユリ選手は打撃がやっぱり強いなって思います。ただ、全体的にはMMAの流れで言うと、組んだりとか組んだ後の展開は自分の方が上回ってるんじゃないかなと思います。もちろん打撃でも負ける気はしないです」と、組みで上回っているとし、打撃でも応戦できるとした。
今回はホームで迎え撃つシン・ユリも、「RENA選手選手とケイト選手が試合するのを見たんですけど、私はRENA選手と同じレベルか、ちょっと上の打撃を見せたと思います。私の方がケイト選手よりも打撃が上だと思うし、グラップリングも私はRENA戦で一応テイクタウンに成功したんですけど、でもケイト選手はテイクダウンしてないですから、私はすべての部分で上だと思ってます」と、全局面で自身の方が上だと語った。一度は引退を決めたホームにカムバックする今回、3年8カ月ぶりの母国での勝利を掴むか。
サウスポー構えのケイトにオーソのユリと構えは異なるものの、首相撲ヒザ、組みでも“頑張る”ファイトスタイルは似た者同士といえる。ケイトは初の海外試合で連勝なるか。







