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【ROMAN】素手・頭突き、金的の“何でもあり”に挑む関根“シュレック”秀樹「人生の“答え合わせ”になる」、ペケーニョと道衣MMAで対戦する日沖発「ラストになるかもしれない格闘技人生の覚悟を見せたい」

2025/04/08 19:04

日沖「必殺技ギロチンの怖さと戦いながら、覚悟を見せたい」

▼道衣MMA 15分1R
アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ(ブラジル)
日沖 発(stArt Japan)

 出場が発表されていた日沖発(stArt Japan)の対戦相手が、アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ(=通称ペケーニョ/ブラジル)に決定。道衣MMA 15分1Rで対戦する。

 日沖は、日本MMA黎明期から世界レベルで活躍し、第9代修斗世界フェザー級王者、第3代SRC(戦極)フェザー級王者。UFCでは、シャーウス・オリベイラ相手に寝技で真っ向勝負した実力の持ち主。高校時代にALIVEで着衣総合格闘技で練習していた経験も持つ。

 MMAでは2018年8月の『RIZIN 12』での朝倉未来戦以来の復帰戦(※道衣無し)。2021年8月には『GRACHAN49』で中山巧を相手にケージの中でノーギグラップリングを戦い時間切れドロー。2023年3月にはグラップリング『Finish10』でケージの中で土屋大喜と戦っている。


【写真】ノゲイラと言えばギロチンチョーク。多くの日本人選手を仕留めた

 ノゲイラは1998年4月のプロ修斗に初来日、修斗ライト級王者・朝日昇と対戦し、ギロチンチョークで一本勝ち。その後も必殺のギロチンチョークで勝利を重ね、1999年9月には朝日との再戦で修斗ライト級王座を奪取(6度の防衛に成功、無敗のまま返上)。2005年7月のHERO'Sでは所英男と対戦して話題となった。MMAは2014年5月の『The Hill Fighters 1』での試合が最後となっており、MMA戦績18勝6敗3分。日本での試合は2009年10月のリオン武戦以来となる。

 会見では、ノゲイラからの以下のメッセージが読み上げられた。

ノゲイラ「格闘技の神髄を試される戦い」

「日本に再び戻ることができ大変光栄に存じます。日本は常に真の武道を尊重し、その価値を理解する国であります。私はこの地で修斗の世界王者として7度の栄冠を勝ち取り、数多の名選手と戦ってまいりました。そして今、偉大な挑戦の時を迎えます。日本を代表する強豪・日沖選手との一戦、それも伝統を重んじる道衣をまとったMMA戦。これは格闘技の神髄を試される戦いであると存じます。この戦いへ向けて、私は全身全霊を懸けて鍛錬を通じてまいりました。

 日本の皆さまの前で武道の精神を体現するアツい戦いをお見せする所存です。武道の国・日本に敬意を表し、己の技と魂を懸けて戦います。日本のファンの皆さま、これまでのご支援心より感謝申し上げます。日本は私にとって第二の故郷のような存在です。その恩着に報いるためにも魂の籠った戦いをお届けします。どうかご期待ください」

日沖「ペケーニョと時を経て戦えるということ」

──修斗のギロチン王“ペケーニョ”ことアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ選手と対戦する日沖選手に、まずは意気込みをお聞かせください。

「stArt Japanの日沖です。今回、ペケーニョ(アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ)選手と戦わせていただくということになって、非常に光栄に思っています。ちょっと今の世代には少し馴染みがないかもしれないですけど、ペケーニョは私が修斗にいたときに活躍していて、打撃も綺麗な形じゃないですけど当て勘があって、ギロチンという必殺技を持っていて、一発でやられてしまう可能性もある選手なんで、そういう怖さと戦いながら、残りラストになるかもしれない格闘技人生なので、覚悟を見せたいです。楽しみにしてください」

──日沖選手は修斗、戦極、UFC、RIZIN、PANCRASEと数々のプロモーションに参戦してこられ、ノゲイラ選手も修斗で王座を6度防衛し、HERO'SやWECなどでも活躍してきました。同じ修斗フェザー級チャンピオン同士、交わりそうで交わらなかった、この対戦をどう捉えていますか。ノゲイラ選手の思いなどあれば、それも含めてご回答よろしくお願いいたします。

「ノゲイラ選手、自分がまだ駆け出しの頃からずっと見ていた選手なので、ものすごく強い印象があります。そういう選手と時を経て戦えるということは、非常に緊張感もあって、楽しみになります」


(C)Zuffa LLC/UFC

──道衣MMAは初めてだと思いますが、この参戦にあたりどのような練習をしてこられたのか、また練習をしてどのように感じられたでしょうか。

「道衣MMA用の練習というのは、やっぱりほかの一緒に練習してる仲間がしているわけではないので、メインでやるのは柔術の練習とMMAの練習。で、クラス指導が終わった後にちょっと後輩に付き合ってもらって、このルール用の打ち込みを少し始めたところであります。まだちょっと研究段階ではあります。試合まで技術的な部分を含めて作っていきたいなと思っています」

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