ルイス・グスタボ「コントロールされたとは思っていなくて、膠着させられただけ」
──試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
「負けるのはいつもとても悲しいことなのですけど、このような負け方をして、とても悔しく思います。偶発的なバッティングによる出血で審判が止めて残念ながら終わってしまいましたが、自分としては明日まででも続けられるつもりでしたが、レフェリーが止めて、試合が終わってしまいました……」
──実際に戦った野村駿太相手の印象は?
「膠着させられたような感じがしました。彼は強いストライカーでしたが、自分のパンチが効いているなとわかったら、自分をグラウンドにひきずり込んで試合を膠着させたように思います」
──打ち合いをしたかったということですか。
「自分はスタンドで戦いたい、打ち合いたいと思っていましたし、自分のパンチはよく当たっていたと思います。自分がカットしたのも相手の頭が当たったのであって相手のパンチが当たったわけではありません」
──試合を終えたばかりですが、今後の展望・目標を教えてください。
「自分の目標は変わりません。常にこの階級でチャンピオンになることが目標。日本が大好きで、日本のエネルギーもファンの方も大好きで、もっと日本で試合をしたいと思っています。先ほど、榊原さんにも柏木さんにも頼みましたが、できるだけ早く日本ん戻ってもう一度試合をしたいと思います」
──2R、上からコントロールされたのはフラストレーションの溜まる時間が続いたのではありませんか?
「“コントロールされた”とは自分では思っていなくて、膠着させていただけだと思います。ロープの近くで試合を運ぶのはとても難しいことなのでそういう状況を相手がわざと作っていたと思います。彼が自分に唯一当てた打撃は、頭によるものです」
──反則行為を受けたと感じているのですか?
「わざとだとは言っていませんし、そうも思っていません。偶発的に起こったことだと思います。ただ、彼が自分に与えたダメージはそれが唯一だった。自分の打撃が3、4回相手をふらつかせたことを感じていました」
──ギロチンチョークは極まったと思っていましたか。
「ギロチンでフィニッシュできるとは思っていなかったです。ちゃんと極まっていなかったから。そこは早めにレフェリーが止めて、立たせてくれるのを待っていた状態、という感じです」