横山「野生の本能」中島「トーナメント経験」松山「スピード」
横山「(イゴール・ベクレフは)いい選手だなっていうのと、ONEで2勝2KOしていて無敗でKO率も高い選手なので、一発があるのかなって感じはするけれど、いい選手を1回戦から外国人の強い選手を用意していただいたので、僕が目指していた世界を用意してくれたので一人一人倒すだけ。1回戦も倒すだけです。決勝は、僕は中島選手が普通に上がってくるのかな、と。もしくはパラが上がって来ると思っています。どちらにしろ目の前の敵を倒すだけなので誰でもいいです」
中島「(アリ・ラーマリは)180cmくらいでサウスポーで19歳で凄いなと思います。海外の舞台で経験を積んで力も強いと思いますし、スペイン系の選手はガンガン来る印象なのでその勢いに飲まれなうようにって感じです。強い若手でガンガン来ると思うので、31歳の僕が止めてしっかりKO勝ちしたい。決勝はもちろん横山選手、1勝1敗なのでやりたい選手です。準決勝はパラも強いけれど、僕としては松山選手が同じ練馬区出身で空手が同じだったので、小学校の頃から同じ体育館で練習したり、国際大会で優勝したのを見たことがあって、まさかK-1の舞台で年の差がある松山選手と戦えるとは思っていなかった。なので準決勝は松山選手と戦って決勝で横山選手と戦いたいです」
松山「レミー・パラはレオナさんともやっているし、朝久選手ともやっているので強いと分かっています。去年はほとんど勝っていて勢いがハンパない。でも自分は対策を練って勝つ自信があるので、パラ勝利の予想が多いと思いますが、そこをひっくり返せる自信があります。中島選手に言ってもらったように空手の大先輩で、練習を見てもらったり教えてもらっていた立場だったので、同じ階級で戦うのが少し何とも言えない気持ちですが、1回戦を上がって来ると思うので僕も勝って盛り上げる試合をして、決勝は横山選手に負けているので横山選手と戦いたいです」
――中島選手が前回の試合(チンギス・アラゾフ推薦のダニール・エルモリンカに延長戦で判定勝ち)で得たものは?
中島「あの試合は頑丈で強かった印象です。今回も出てくるんじゃ無いかなと思っていました。あの試合で得たのは、普通に勝つだけじゃネットの評価は厳しいので、大きくて強い選手をKOしないといけないと学びました。まず僕の進化が問われると思います」
――ファイターとして松山選手の評価は?
中島「見た通り、小さい頃からやってきてKrushの舞台、K-1の舞台に来たんだって見ていて。試合も見ていたし、応援もしていました」
松山「もちろんですが、僕は試合としてはパラが勝ったけれど実際はレオナさんの方が強いと思っているので、ここに勝ってレオナさんが持っていたベルトを自分が巻くにふさわしいというのを示せるのではないかと思うので、そこまでレオナさんのためとは意識してないです」
――レオナ選手がトーナメントに入っていないのはどう思った?
松山「ビックリしたというのが正直な感想。あれは何も決まってない状態での発言だったのでどうなるか分からない中で出たい思いがあって。レオナさんが出ずに自分が出るのがビックリです。レオナさんの分までベルトを巻きたいと思います」
――RibelLion(K-1反乱軍)としてはどういう想い?
松山「個人個人の考えでやっているのでみんなとしてはないですけれど、僕がベルトを獲ることが反乱軍としてもK-1としても新しい波を巻き起こせると思います」
――横山選手へのリベンジの想いは?
松山「こんなに早くチャンスが来るとは思っていなかったので、強敵を挟むので簡単にたどり着けないですが、期間的には最短でやれるチャンスが来ているので、トップの実力を肌で感じたので次はリベンジしたいと思います」
――横山選手は1回戦から強敵との対戦を迎えたことをどう思う?
横山「僕、全然知らなかったんですけれど強いと聞いて。ONEで2KOしていた。立ち技で世界最強と言われているONEの選手がK-1に来るのが嬉しくて。僕はいろいろな選手がONEに行く中で、強い選手をK-1に呼びたいと思っていて。それが来てきてくれるのが嬉しい。倒すことでK-1の価値も上がると思う。強い選手と戦えることにワクワクしています。どれだけ強いのか。誰とやろうがみんな強い選手なので、強豪全員倒していったら一番になれるのでどのみちやるなら1回戦からやっても変わらないので倒します」
――レオナ選手がトーナメントに入っていないことをどう思う?
横山「特に何も思わないです。入ってるかと思ったが入っていないので。それを相手にしている暇があったら1分1秒でも強くなるために練習したいので、強くなるために頑張っていきたいと思います」
――レオナ選手からSNSで批判があったが?
横山「別に何とも思わないです。やるかなと思ったけれどやらないとなったので、もう興味ないです。今はこのトーナメントを勝ち上がることしか考えてないです」
横山「それも特に何も思わない。盛り上げるためにやってると思うので好きにやっていてって感じです。僕は違う形で盛り上げたいと思っていて、それについて来てくれる人たちとK-1を盛り上げていきたい」
――当初は自分以外、全員外国人でいいとアピールしていたが、今回のトーナメントを見てどう思ったか?
横山「ふざけんな! と思いましたね。宮田、ふざけんなと。でもブロックを見て分かるように僕のトーナメントは外国人が揃っているし、上がってくる選手は強いと思っています。強いから上がってくるのでそのために3人倒さないといけない。僕のブロックで強い外国人3人を選んでいただいたのは嬉しいし、ワクワクしています。そこで倒して優勝して、ガツンと言わせたいですね」
――このトーナメントで誰にも負けない、自分の一番の武器は?
横山「これまでずっとK-1王者になりたいと思って努力してきたし、そのために勝ち上がってきたのでベルトに対する想いは強い。あとは野生の本能ですかね。あとはイケメンでもないし、面白くもないので(笑)」
中島「空手時代に何度もやってきたトーナメントなので、その部分では優っていると思います」
松山「自分の武器はスピード。スピードは自信あります。あと外国人のプロフィールを見ると背の高い選手が多くて。今までは自分が大きくて相手の背が低いので距離の取り合いが大事だったんですが、中島選手の相手は180cm近いし、パラも自分と一緒くらい。だから距離感が同じで逆にやりやすいのかなと思っています」