(C)GONG KAKUTOGI/RIZIN FF
2025年5月5月4日に5月4日・東京ドームで開催される『RIZIN男祭り』の追加対戦カード発表会見が3月26日、都内にて行われ、会見後の囲み取材で榊原信行CEOが、23日のONE日本大会後の発言で炎上・謝罪したチャトリ・シットヨートンCEOに「一点、気になった」と助言した。
チャトリCEOはさいたま大会後、マラット・グレゴリアンの340gの体重超過で試合不成立とした海人を批判。ミスをしたグレゴリアンではなく、ONEとグレゴリアンへの不信感から試合を受けなかった海人に注文をつけたことでファンから多くの批判を受けた。炎上を受けて25日にチャトリCEOは「海人選手の勇気の欠如に関する発言につきまして心より謝罪し、正式に撤回いたします」などの声明を発表していた。
歴史の連なりを理解できなれば、この国に来てビジネスをするプロモーターとしての資格はない
26日の『RIZIN男祭り』の会見後、囲み取材に応じた榊原CEOは、「(チャトリは)謝罪をしたじゃない。だからちょっと局面は変わってるかなと思うんですけど、やっぱり日本に来て、日本の格闘技界で本当に商売したいなら、(団体の)小さい・大きいは関係なく、日本の格闘技団体をしっかりリスペクトすることが大事。
シーザー武志会長がいて、ここまで続くシュートボクシングがあって、今の自分たちに繋がっているということを理解しなければ、この国に来てビジネスをするプロモーターとしての資格はないと思う。本当にそういう人たちに支えられて今、僕らが現場を預かってるだけで、次の未来に届けていかなきゃいけないバトンなので。そこがなんか──“自分は半分日本人だ”って言うんであれば、日本の礼節とかマナーとか、先輩に対する姿勢とか、そういうものはまずプロモーターとして、という前に人間として学ぶ。日本で商売するならそれが一番だから。一点、そこが僕は気になったなって感じがしました」と、苦言を呈した。