2025年3月26日(水)13時より『RIZIN男祭り』(5月4日・東京ドーム)の「追加対戦カード発表記者会見」が行われた。
RIZINフライ級(57kg)5分3Rで、山本アーセン(KRAZY BEE/NAUGHTY HOUSE)vs.冨澤大智(フリー)が決定。
アーセンは、母が山本美憂で叔父が山本“KID”徳郁というサラブレッドで、2013年世界カデット選手権レスリング・グレコローマン69kg級優勝。MMAは4勝6敗。2023年5月に約3年ぶりに復帰し、伊藤裕樹に判定勝ち後、9月は福田龍彌に3R、カットによるドクターストップでTKO負けを喫した。2024年3月、約半年ぶりの再起戦で柴田“MONKEY”有哉と対戦もヒザ十字で敗れている。
冨澤は2019年にABEMAの『格闘代理戦争』でTEAM武尊の一員として出場。2021年10月のKrushでプロデビューし、2連勝を挙げたのち、BreakingDownに参戦。11月、朝倉未来チャレンジ1期生のヒロヤと自身初のMMAルールでの対戦するも判定負けを喫した。
その後はキックボクシングルールで6連勝。RIZIN初参戦となった2023年大晦日、篠塚辰樹相手に判定で敗れた。2024年6月、井原良太郎が持つBDバンタム級王座に挑戦したが延長の末、判定0-5負け。引退宣言を撤回して12月、半年ぶりの再起戦で無敗の空手家よしきまるに判定3-2勝利を挙げた。大晦日の『雷神番外地』ではRIZIN MMA特別ルールに挑み、三浦孝太に1RでKO勝ち。2025年3月の『BreakingDown 15』ではジョリーを秒殺KOしている。
冨澤は「東京ドームは僕にとって夢舞台で今から凄い緊張しています。僕はBreakingDownに出ているので何かとイロモノ扱いされることが多いんですけれど、俺はイロモノじゃねえよ、格闘家やってるんだよっていうのをこの試合に勝ったらちゃんと証明できると思っているので。アーセン選手、俺はあなたのことを嫌いとかイラついてるとかそういうのは一切ないですけれど、試合当日はあなたのことをぶっ殺しに行くので混じり気のない殺意でお会いしましょう」と宣戦布告。
これを受けてアーセンは「どうも、お久しぶりです。自分も前回の試合から間空いちゃって。いろいろ不具合があったんですけれど、やっと完璧になって自分が望んでいるようなチームもゲットしたタイミングで、榊原さんからこの東京ドームで試合をさせていただけるっていう、こんな光栄なことは本当になくて。
【写真】フェイスオフで顔を近づけた冨澤を拒否したアーセン 今、言ってもらったように、すげえ真面目に格闘技やっていて、すげえ心優しいファイターだって俺は知ってるから。でも、リングの上では殺し合うのが当たり前だから、もちろん殺しに来て欲しいし、俺も殺す気で行くから。面白い試合しようよね。絶対に会場で面白いバチバチの試合をするので見ててください」と、自分もそのつもりだと答えた。