地元・名古屋で初のRISE開催を実現させた大﨑。無事、世界タイトル戦へたどり着けるか
2025年5月11日(日)愛知・ポートメッセなごや第三展示館で開催されるRISE初の名古屋大会の記者会見が、3月12日(水)都内にて行われた。
大会名は『RISE Fire Ball NAGOYA』(ファイヤーボール)に決定。この「Fire Ball」という大会名は18年前の2007年4月に、RISEが後楽園ホール初進出した際に付けられた大会名。今後は、通常大会のナンバーシリーズとビッグマッチのワールドシリーズの中間となるシリーズの大会名として使用される。
出場が決定したのは、名古屋大会を開催して欲しいとアピールして実現に漕ぎつけた立役者である第2代RISEスーパーフライ級王者・大﨑一貴(OISHI GYM)。
伊藤隆RISE代表は「世界タイトルマッチの予定であり、対戦相手も決まって準備している状況。3月の試合によってどうなるかが懸かっている。名古屋に凱旋したいと気合いが入っていると思うのでメインを務めてもらいたい」と、大﨑にメインイベントでRISE世界王座決定戦を用意しているという。
ただし、3月29日(土)東京・両国国技館『RISE ELDORADO 2025』で決まっているアレスター タグレ(フィリピン)戦の「勝ち負けは重要です。なくなるかもしれません。そこは大﨑がやってくれると思います」とし、もし敗れるようなことがあれば白紙となる可能性があることを告げた。
会見に出席した大﨑は「大会名が決まっていよいよ近付いてきています。まず3月が決まっているのでKOで勝って。名古屋で世界タイトルマッチを組んでもらって必ずベルトを獲る。関西や東京の皆さんにも応援に来てもらいたいです」と挨拶。
正式に念願の名古屋大会が決まったことで「しばらく地元で試合をしていなかったので気合いも入っていますし、詳細が発表されるにつれてより気合いが入っています。開催してもらって1回で終わってはいけないと思うので気合いも入っています。名古屋大会に参戦する選手はもちろん、決まってない選手も盛り上げて、継続してもらいたい大会なのでみんなで盛り上げたいと思います」と、中部地区のファイター全員で一丸となって大会を盛り上げ、定期開催できるようにしたいと意気込む。地元での試合は2019年12月の『HOOST CUP』以来になる。
会見では、婚約中のシュートボクシング日本女子アトム級王者MISAKIと一緒に出場したいと誘っているのかと聞かれ、大﨑は「特にそこは言ってないけれど、3月にまず試合があるのでサポートしてもらっています。5月大会は一緒に出られたらいいなと思っています」と照れくさそうに答える。
しかし、伊藤代表は「SBさんの選手なので、水面下でお話はさせてもらっています。でも、2人で出たらサポートをどっちがするのかとの心配がある。世界タイトルマッチなので、サポートに回っていただきたい気持ちもあります」と苦笑した。
また、名古屋愛が強いようだが東京へ出ようと思ったことはないのかと聞かれると「名古屋を離れようと思ったことは一度もないです。今のジムが好きですし、会長にお世話になったし、育ててもらっているので全然名古屋でも。大﨑兄弟でタイプは違うけれど2人とも王者に育ててもらっているし、それ以外のことも感謝しているので。東京に行ったら強くなるとは思っていませんし、名古屋で世界一を獲るので、全然これからもそのつもりはないですね」と、地元・名古屋在住で世界と戦いたいと話した。
そして最後に「3月29日の試合を必ずKOで勝って、5月の名古屋で世界タイトルマッチを組んでもらって必ずベルトを獲ります」と宣言した。