ONE、RWSなどで戦ってきたヤクミスを迎え撃つ魁斗
2025年4月12日(土)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2025 act.2』(U-NEXT配信)の記者会見が、3月10日(月)都内にて行われた。
エキスパートクラスルール57.5kg契約3分3R延長無制限で、魁斗(立志會館)vs.アンゲロス・ヤクミス(ギリシャ)が決定。
魁斗は立志會館・坂口立起館長の実子で“西の天才”と評されているシュートボクシングのテクニシャン。2020年2月に笠原友希に惜敗するまでは負けなしの8連勝を記録していた。同年11月には兼田将暉にRKSスーパーフェザー級タイトルマッチで勝利、2021年7月にはRISEの門口佳佑からも勝利を奪った。
【写真】投げも使いこなす魁斗
同年10月にHOOST CUP日本フェザー級王座を獲得すると、RISEで梅井泰成、安本晴翔をも破り2023年10月に門口とRISEフェザー級タイトルマッチで再戦したが判定で敗れた。元Krush王者の新美貴士とはドロー。2024年6月に『ONE Friday Fights』に初参戦するとラン・シャンテンに完勝を収め、2024年8月のSBではRISEフェザー級4位の平野凌我に大差の判定勝ち。戦績は16勝(1KO)4敗1分。
ヤクミスはキックボクシングやムエタイで50勝(18KO)5敗という驚異的な戦績を持つ、現在はタイに活動の拠点を置く超攻撃型ファイター。ルンピニースタジアムで開催されているLWC Super Champスーパーフェザー級王者で、ONE Friday Fights、RWS、Fairtex Fightなど様々なリングで試合を行ってきた。SBには今回が初参戦。
会見には魁斗のみ出席。「海外の選手と決まって、怪我でなかなか試合が出来なかったので今回強い選手と試合できるのでワクワクしています」と挨拶。
対戦相手の映像はまだ見ていないそうだが、「戦績だけ見たら強そう。でも、僕やったら攻略できるかなと思うので何も問題ないです」と自信を見せる。相手のフィジカルの強さは気になるかと問われると「僕もフィジカルトレーニングをしているので気にならないです。あとは映像を見て対策を考えます」と答える。
11月に開催が決定したS-cupフェザー級トーナメントについては、「僕はまずしっかりこの試合で評価してもらって、トーナメントに呼んでもらえるように目の前の試合でいい結果を残すだけを考えています」とした。
緒形健一代表からは日本人枠は2~4人との話があり、「フェザー級は他の団体にも強い選手が揃っていて誰が一番強いか分からないですね。まずは上の2人(山田彪太朗と川上叶)、あとは僕が入れたらと思います」と謙虚な姿勢を示した。