右腕を吊った状態で会見に出席した平本（C）RIZIN FF
2025年5月4日（日）東京ドーム『THE MATCH 2』で、朝倉未来（ジャパントップチーム）と再戦する予定だった平本蓮（剛毅會）が「すぐに手術するべき、全治6カ月」という「外傷性肩関節不安定症」で負傷欠場。平本蓮vs.朝倉未来は「中止」となることが3日、配信会見で発表された（※続報あり）。
会見には平本が出席。右腕を吊った状態で着席した平本は「試合を本当に楽しみにしてくれていたRIZINファンや僕のファンの方、5月4日の大きな試合を欠場になってしまって、試合を本当に楽しみにしてくれていた人もたくさんいると思うので、まずファンの人たちにすいませんという気持ちがあります」とお詫びの言葉。
「RIZINや榊原さんと協力して大きいイベントを作っていこうという話だったので、こうして自分が穴を開けてしまったというか。怪我をして騙し騙し練習をして。週に3回ぐらいかかりつけのRIZINのドクターとかもやっている方がいる病院に行って、PRP注射とか他にもそういう筋肉系を回復する治療はずっとやってきたんですけれど、関節の障害で骨が思いっきり削れてしまっていて、これは手術するしか試合なんか出来ないよとドクターから言われてしまい、すぐさまRIZINや榊原さんに相談して、結構ヤバいなと。
自分では正直、5月の試合を飛ばすことは不可能なんじゃないかなと自分では思っていたんですけれど、RIZINサイドからしても、まず選手生命を維持することを第一優先にしてくれと言ってもらえたので、こういう形で自分は欠場とさせていただきました」と、治療に務めながら練習も続けていたがドクターストップがかかってしまったと説明。
「元々、去年の練習からずっと怪我していたんですけれど、肩が。試合が決まって新年明けて激しい練習が増えていく中で、スパーリング中に激しい脱臼をしてしまって。それが一回だけじゃなくて何度も続くような脱臼の症状が出たので、これはさすがに試合なんかすると言っていられる状況ではないのかもしれないなと思い、手術を月末にしたんですけれど。幸い手術は凄い先生に見てもらったので、手術自体は大成功したみたいなので」と、脱臼の症状が続くようになっていたという。
「復帰が全治6カ月でけっこう長いので、年内・大晦日には試合に間に合えたらいいなと思うので、まずはしっかり怪我を治して大晦日、しっかりRIZINを盛り上げられるように自分が今できることやベストを尽くして、またみんなの前に戻ってきたいなと思うので、本当に試合を楽しみにしてくれていたファンの皆さんたちにはガッカリさせちゃって申し訳ないなという気持ちです」と、大晦日での復帰を目指すと平本。
「ただ、朝倉未来も復帰するっていうつもりで、多分僕とやるっていうのでモチベーションが上がっていたところだと思うんですけれど、こういう形で自分は欠場になってしまったので。欠場する僕が言うのもなんかアレですけれど、東京ドームを救えるっていうか、東京ドームに客を呼べてこの興行自体を救える人間というのは朝倉未来しかいないんじゃないかなと。僕は敵ながらに思うので、昨日とかのBreakingDownとかみたいに、バカとバカでつるんで変なことやってないで、お前もしっかり格闘家として才能あるんだから頑張れよという気持ちはあります」と、5月4日の東京ドーム大会を救えるのは朝倉未来しかいないと、平本流のエールを送った。
また、平本は「あと結構自分のドーピング問題が騒がれていたりとか、変な輩が絡んできてよく言われるというか。めちゃくちゃ俺に、お前はステロイドがどうのこうのと言ってくる人間がいるんですけれど、RIZINさんとも話してどこかのタイミングで抜き打ちで僕に検査が来るみたいなので、その辺も別にいつでも。怪我しているところで、いつでも自分は検査でも全然受けるので、その辺の対応もしっかりしていきたいと思う」と、抜き打ちのドーピング検査はいつでも受けるとする。
そして最後に「とにかく試合を楽しみにしてくれていた皆さんには復帰まで少し長引いてしまうんですが、前回の試合が去年の7月で1年半ぐらい空いてしまうんですが、しっかり直して必ず復活したいなと思うので、皆さんには根気よく待っていてほしいなと思います。以上です」とファンへメッセージを送った。
