2025年3月2日(日)東京ドームシティ プリズムホールで開催された『BreakingDown 15』の大会終了後、朝倉未来CEOが大会総括を行った。
朝倉自身のBreakingDown出場について、前日会見での瓜田純士の発言について、体重超過した選手の行き過ぎたパフォーマンスについてなど記者からの質問に答えた。
5月の試合が終わって出る機会があれば出てみたい
――試合の総括を。
「満足度の高い大会になったと思っています。新しいスターもちらほら出てきたし、対抗戦も盛り上がったし、メインはもちろん冨澤vs.ジョリーも井原vs.細川も盛り上がったし、大成功の大会だったと思います」
――ベストバウトは?
「井原vs.細川かな」
――未来さんもここ(BreakingDown)に上がれと言われていましたが?
「瓜田さんに言われたことは関係なしに、普通に試合はしたいと思っています。選手を使っているから代表に試合をしろって言うのはおかしな話であって、じゃあダナ・ホワイトとか榊原さんが試合をするのかって言ったらお門違いの話なので。全く違う話しだと思いますけれど、僕は個人的にBreakingDownの試合っていうのはずっと興味があったので、機会があったら試合をしたいと思います。今、5月が僕にとっては目玉というか、それどころじゃないっていうか。いつかその試合が終わって出る機会があれば出てみたいって思います」
――前日会見での瓜田さんの発言についてはどのような感想を?
「僕は選手と運営の意見を交わし合ったり、議論をするのが凄く好きで。だからYouTubeのコメントも見ますし。そういう話し合いとか意見が飛び交えば飛び交うほど団体はよくなると思うので、そういう風に言ってもらえる環境というのが大事かなと思うんです。だから気にせず言ってもらいたいと思っています」
――体重オーバーした選手が公開計量でコーラをラッパ飲み、パフォーマンスとはいえやりすぎの感があったが?
「ふざけてるなとは思いますよ。よーでぃーが水をかけたりとか。そういうことは全般的にふざけているなと僕個人的には思いますけれど、ああいうヒールがいるからこそ賛否が生まれて注目が集まる。だからアメリカのプロレスラーもそんなの当たり前にやるじゃないですか。UFCファイターもやるじゃないですか。全員が倫理的にとか思い通りになったらただのアマチュア団体になってしまうので、それはそれでしょうがないことなのかなと思います」
――ある程度は黙認する?
「計量オーバーに関しては、計量オーバーした時点で勝ちはないし、以後2大会連続で出られないって設定をしたので。それでもするんだったら仕方がないかなと。不良って普通はそういうことはしないんですよ。そういうことに関してはしっかりするんです、プライドが高いから。体重を守れないっていうのは話にならないので、今後はなくしてほしいですね。
あとプロの格闘家が5kgの水抜きとかをやっている動画を出して、俺もできるんじゃないかと甘く見ている選手が多いのかもしれないので、水抜きは今後4kg以下にしてもらって。一応アマチュア大会なので、1分の大会で2kgとかめっちゃ水を抜く必要はないと思うんですよ。今後は安全も考慮しつつ、水抜きは少な目にしてもらいたいということでやっていきたいと思います。
それとオーディションの流れて、61kgにしろよって言われて引くに引けなくて決まっちゃって無理して落とすパターンも今回あったので、その辺もオーディションの後に話を聞いてお互いが満足のいくところで決めたらいいんじゃないかなと思います」
――赤パンニキ選手が「勝ちは勝ちだろ」と相手を侮辱するようなことを言ったが、あれをどう思った?
「うーん…個人的には面白いなって思っちゃいましたけれどね。あそこまでヒールに徹するヤツなんて今はあまりいないじゃないですか。いろいろな意見を言われてアンチコメントで言われて傷つく人も多いと面んですよ。その中であそこまでヒールに徹するというのは面白いなと思いました。客観的に見たら、めちゃめちゃクズ野郎だなという感想です。僕が対戦相手だったらめちゃめちゃブチギレていると思います」
――3kg以上オーバーは危険ではないか?
「あの2人の体型的に3kgってそんなに重要なのかなって思っちゃいますけれどね。水抜きとかではなくて脂肪で削るべきなんじゃないかって思いましたね」
――チケットが他と比べて高額だが売り切れた理由は?
「富裕層はこういう話題性のあるものが好きだからじゃないですか。分からないけれど」
――初の地方大会を大阪(7月13日・大阪おおきにアリーナ)でやることにしたのは?
「それは格闘技のファンが大阪が多いんですよ、圧倒的に。僕のInstagramを見ても大阪のファンが圧倒的に多いんですよ。大阪って格闘技にアツい街だと思ったので。あとは大阪の選手が最近目立ってきているのと。あとは万博とかもあるし、大阪は今後いいんじゃないかっていうので1回目は大阪でやってみようというのがありました」
――現段階ではどのようなことを企画されている?
「話せないですね。オーディションが命なので、僕たちは。出来れば大阪と北海道の喧嘩自慢はやりたんですけれど、いかんせん素行が悪いのと好感度が低いので。めちゃくちゃいいヤツらなんですけれど、ちょっと勘違いされているので。好感度を上げたいですね」
――大阪のファンは血の気が荒い、やんちゃな部分があって乱闘が懸念されるが?
「でも警備とかめちゃめちゃ入ってますし。それを言ったらUFCでも乱闘は起きてますから。あまり気にしても何も出来なくなってしまうので。基本的にはやらないで欲しいというのはもちろんありますが、僕らは起きた起きた時に止められるような体制を運営として作っていきますので安心して見ていただきたいと思います」