2025年2月26日(水)都内にて、2024年K-1 GROUPの年間表彰式『K-1 AWARDS 2024』が開催された。
K-1 GROUPが開催したプロイベント「K-1」「Krush」と「K-1アマチュア」のすべての大会と出場選手を対象にした年間表彰式で、最優秀選手賞(MVP)や最高試合賞(ベストバウト)など全18部門にて表彰が行われた。
最優秀選手賞(MVP)はリュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ)が受賞。AWARDSが2017年から始まって以来、初の外国人MVPとなった。
プレゼンターとして登場した魔裟斗は「リュウ・ツァー選手は6勝5KOと試合にハズレが一つもない。試合を見させてもらって楽しませてもらっています。かれこれ21年間解説席にいて当時のヘビー級ファイター、ピーター・アーツ、セーム・シュルト、アーネスト・ホースト…歴代王者の試合を間近で見てきましたが、その王者たちに負けない試合をツァー選手はしている。今までヨーロッパの選手が強かったけれど、アジアからK-1クルーザー級の王者が出たのは凄いことだと思っています。中国勢の勢いが止まらず日本のファイターは押されているが、負けずに頑張っていただきたいと思っています」と、ツァーを高く評価すると共に日本人ファイターたちに奮起を促した。
宮田充K-1プロデューサーからは、2025年5月31日(土)神奈川・横浜BUNTAIにて開催される『K-1 WORLD MAX 2025』でクルーザー級王座の2度目の防衛戦が行われる事が発表された。
ツァーは「自分がMVPを受賞できると思っていなくてビックリしています。今年は皆さんの前で試合をする機会が少なく残念でした。今年はたくさんK-1に出場して皆さんにもっとエキサイティングな試合をお見せしたい。日本のファンの皆さんから声援をいただき大きく成長したと思います。先ほど発表があった通り、横浜大会に出場します、これまでよりもっと激しい、素晴らしい試合をお見せします。ぜひ会場に来て応援してください。全ての皆さまに感謝します」とコメントした。
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<各賞の受賞者>▼最優秀選手賞(MVP)リュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ)▼最高試合賞ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike's Gym)vs.ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)(2024年7月7日 東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX 2024』)ストーヤン「光栄に思っています。これからさらに上達するように練習を積んで皆さんと共にK-1を盛り上げていきましょう。今年の目標は再びMAXのトーナメントで優勝して再び王者になりたい。あと70kgのベルトを獲りたい。誰とでも戦うつもりなので誰が来ても倒す」▼技能賞金子晃大(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM)ヨードクンポン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)金子「去年1年間は僕の中でやっていこうと決めてやっていった1年で。やっていく中の道のりで足を引っ張ってくるのも中にはいるんですけれど、それをするんだったら人の足を引っ張った分だけ人は自分も落ちていくと思うし、それをする覚悟を持ってやれよと思うし。そういうことがある中でも僕はやっていく道をやっていくと決めているので。今年も自分の道をやっていこうと思います」ヨードクンポン「K-1関係者の皆様に感謝しています。本当に嬉しく思います。自分を応援してくれる皆様、ありがとうございます。できるだけ長くこのベルトを守りたい。皆さんに見ごたえある試合を見せていきたいです」
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▼敢闘賞SAHO(闘神塾)アリエル・マチャド(ブラジル)SAHO「自分の試合を見て評価されていることが凄く嬉しいです。王者になってからが勝負やと思っていて、自分はもっともっと強くなるので、強い外国人選手と試合をやらせてください。私がこの女子フライ級のベルトの価値を高めていくのでよろしくお願いします」マチャド「とても嬉しい。何年にもわたる献身と努力が認められたことは私にとって名誉であり、大きな喜びだ。この賞は昨年獲得したK-1 WORLD GP 2024のタイトルによるものだ。これはブラジルが初めて持ち帰ったタイトルだ。昨年このイベントで戦えたことはとてもやりがりのあることだった。そして何よりも嬉しかったのは、準決勝では同じチームで友人でもあるエロール・ジマーマンと戦った。彼が3試合目、決勝戦まで私と共に歩んでくれて本当に嬉しかった。今キャリアの中で起こっている全てのことを本当に嬉しく思う。改めてプロモーター、日本のファンに感謝します。キックボクシングを愛してくれる世界中のファンにも感謝します。2025年も全力で努力し、試合ごとに自分の全てを出し切ります。皆さんは完璧に準備し、最高のコンディションで戦うアリエルを見られるでしょう」▼殊勲賞寺田 匠(team VASILEUS)カスペル・ムシンスキ(ポーランド)寺田「VASILEUSの先輩たちがK-1からいなくなっていますが、僕はK-1を盛り上げるので今後の寺田匠に注目ください」
ムシンスキ「このような賞を取るのは初めてなので嬉しく思います。日本のファンのサポートが届いているので、それに応えられるような試合をこれからもしたいと思います。K-1王者として試合をしたいので、それが今年の目標です」▼ベストKO賞K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)(2024年10月5日 エディオンアリーナ大阪『K-1 WORLD GP 2024』vs.ジェロム・レ・バンナ戦)K-Jee「ベストKO賞というのは一番嬉しい賞です。K-1の本質だと思うので。K-1ではもっとやりたいことを成し遂げられていないことがあるのでそれに向かって2025年は進んでいきたいと思います。福岡大会、一番盛り上げたいと思います」
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▼Krush最優秀選手賞横山朋哉(リーブルロア)横山「去年は2月にタイトルを獲って12月に防衛戦という形でこうしてKrushを盛り上げることが出来ました。今年はKrush王者として目の前の5月のトーナメントで優勝してK-1で王者になります。それと宮田さん、そろそろ群馬県大会をお願いします」▼Krush最高試合賞里見柚己vs.アーロン・クラーク(2024年11月16日 東京・後楽園ホール『Krush.167』)里見「自分は小さい時にK-1の魔裟斗さんに憧れて、この人のようにカッコよくなりたいと思って格闘技を始めました。そこからずっとK-1王者を目指して、たくさんの人に自分はK-1王者になりますと小学生の頃から言ってここまで来て。3年前に同じKrush年間最高試合賞をいただいたんですけれど、その時は自分は敗者として賞をいただいて悔しい気持ちもあったんですけれど、また3年越しにこの素晴らしい舞台に選ばれて、今回は試合に勝ったということで。これはでも自分だけでなく対戦相手のアーロン選手と一緒に盛り上げられた試合だと思うので、対戦相手のアーロン選手には感謝しています。自分はベルトを獲られてしまったりとか、波乱万丈なんですけれどこれからもしっかり勝って行って、自分が一番華のある選手になってみんなに認めてもらえるような選手になるので、これからも応援よろしくお願いします」クラーク「Krushという最高の団体の中で賞を取れたのは嬉しいですし、対戦相手がいて初めて取れた賞だと思っています。そんな賞を取ることが出来て嬉しく思っています。また日本に戻って最高の試合を見せられるように今も練習を頑張っています」
▼K-1メディアBAY FM「Bonの部屋賞」大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)大久保「僕自身たくさんのメディアを通じてK-1を広めていきたい思いがあって。それを実践していきこのような賞に選ばれたことを嬉しく思います。2024年はたくさんの強い選手と戦って、勝ちも負けも経験しましたが、僕がもっともっとK-1を広めていくためにも、さらに強さを磨きつつ頑張っていきたいと思います」
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▼宮田プロデューサー賞大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)小田尋久(TEAM3K)▼功労賞卜部功也森坂 陸▼ベストガールズ賞(Krush/K-1)冨樫秋穂(Krushガールズキャプテン)▼ベストジム賞POWER OF DREAM(2度目/15勝3敗)▼ベストアマチュアGYM賞K-1ジム大宮(3年連続)
▼新人賞松本海翔(TAD)
▼アマチュア最優秀選手賞大久保世璃(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)▼ファンが選ぶ「K-1武魂賞」朝久泰央(朝久道場)