GLORY 982025年2月22日(土・現地時間)オランダ・ロッテルダムRTMステージ
メインイベントでは、ヘビー級の人気者であるジャマール・ベン・サディック(ベルギー)が、30カ月のブランクを経て待望のリング復帰を果たし、最終ラウンドに左腕をだらりと下げたウク・ユルジェンダル(エストニア)を右ハイキックでKOに仕留めた。
ベン・サディックはすでに次のミッションが決まっており、ヘビー級選手32名による大規模なトーナメント「Last Heavyweight Standing」に出場し、4月5日にアホイ・ロッテルダムで行われるオープニング・ラウンドでクリスチャン・リステアと対戦する。
GLORYウェルター級世界王者のチコ・クワジ(オランダ)が、勇敢な挑戦者である同級2位テオドール・フリストフ(ブルガリア)に見事な判定勝ちでタイトル防衛に成功。
ライトヘビー級の有望株対決は、同級4位セム・カセレス(トルコ)がモリー・クロマ(ギニア)にスプリット判定勝ち。この試合では、両者のトップクオリティが披露され、今後、ライバル関係に発展する可能性がある。
メインカードでは、マイケル・ボアペア(ガーナ)がイブラヒム・エル・ボウニ(オランダ)に圧勝し、ライトヘビー級デビュー戦を勝利で飾った。
メスド・セリモビッチ(ボスニア)はイリアス・ハムーチェ(モロッコ)をバックハンドブローでKO。ハミチャ(モロッコ)はカルメンテ・メンデス(スペイン)にKO勝ちしてGLORYのリングでの戦績を6勝無敗とした。
アンドレ・サントス(ポルトガル)はメインカードのオープニングバウトでクリス・ワン(ドイツ)を破った。
プレリミナリーでは、メフディ・アイト・エル・ハジ(モロッコ)がロビン・シリック(オランダ)に僅差の判定勝ちを収め、トッププロスペクトのドン・スノ(スリナム)がベテランのイスマイル・アヤディ(モロッコ)を破り、フェザー級3位デニス・ウォシク(ドイツ)がマタン・チョイナール(フランス)を下して勝利を取り戻し、アントニオ・クラジノビッチ(クロアチア)はオープニングでソフィアン・エル・ハムーチェ(モロッコ)を下して無敗をキープした。
GLORY 98 Results
▼メインイベント ヘビー級 3分3R○ジャマール・ベン・サディック(ベルギー)KO 3R 2分59秒 ※右ハイキック×ウク・ユルジェンダル(エストニア)
▼コー・メイン GLORY世界ウェルター級タイトルマッチ 3分5R○チコ・クワジ(オランダ/王者)判定5-0 ※50-45×2、49-46×3×テオドール・フリストフ(ブルガリア/挑戦者・同級2位)
▼第9試合 ライトヘビー級 3分3R○セム・カセレス(トルコ/同級4位)判定3-2 ※30-27×2、29-28、28-29×2×モリー・クロマ(ギニア)
▼第8試合 ライトヘビー級 3分3R○マイケル・ボアペア(ガーナ)KO 3R 2分06秒×イブラヒム・エル・ボウニ(オランダ)
▼第7試合 ミドル級 3分3R○メスド・セリモビッチ(ボスニア)KO 2R 1分32秒 ※バックハンドブロー×イリアス・ハムーチェ(モロッコ)
▼第6試合 ウェルター級 3分3Rハミチャ(モロッコ)KO 3R 0分34秒カルメンテ・メンデス(スペイン)
▼第5試合 フェザー級 3分3R○アンドレ・サントス(ポルトガル/同級8位)判定 ※30-27、29-28×4×クリス・ワン(ドイツ)
▼第4試合 ウェルター級 3分3R×ロビン・シリック(オランダ/4位)判定2-3 ※28-27×2、29-27、27-28×2○メフディ・アイト・エル・ハジ(モロッコ)
▼第3試合 ウェルター級 3分3R○ドン・スノ(スリナム)KO 2R 2分05秒×イスマイル・アヤディ(モロッコ)
▼第2試合 フェザー級 3分3R○デニス・ウォシク(ドイツ/同級3位)判定5-0 ※30-27×2、29-28×3×マタン・チョイナール(フランス)
▼第1試合 ウェルター級 3分3R○アントニオ・クラジノビッチ(クロアチア)判定5-0 ※30-27×4、29-28×ソフィアン・エル・ハムーチェ(モロッコ)