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【ONE】畠山隆弥がONE FFデビュー戦でフィリピンのミラルペスに1R KO負け、キャリア初黒星に

2025/02/14 21:02
【ONE】畠山隆弥がONE FFデビュー戦でフィリピンのミラルペスに1R KO負け、キャリア初黒星に

(C)ONE Championship

 2025年2月14日(金)、タイ・バンコクのルンピニースタジアムにて『ONE Friday Fights 97』(U-NEXT配信)が開催された。

▼ONEストロー級(※56.7kg)5分3R
×畠山隆弥(THE BLACKBELT JAPAN)
[1R 3分34秒 KO]

〇ジェイソン・ミラルペス(フィリピン/Warriors MMA Academy)

 昼は学童支援員として働き、夜にTHE BLACKBELT JAPAN沖縄で練習している畠山。

 2019年の第26回全日本アマチュア修斗選手権ストロー級優勝を経て、2020年11月にプロ修斗でデビュー。大城正也とドロー後、2023年5月にアマ修斗決勝で対戦した泰斗とドローになるまで4連勝(2勝はリアネイキドチョークによる一本勝ち)。

 その後も3連勝を飾り、2024年11月には修斗沖縄大会でマッチョ ザ バタフライをKOして世界ストロー級1位となった。戦績は7勝0敗2分。初の海外試合での国際戦となる。27歳。

 ミラルペスは2024年11月の『ONE Friday Fights 85』でONEに初参戦。強豪ホビソン・ジ・オリベイラ(※オリベイラは1月に若林耕平に一本勝ちで3連勝中)に判定3-0で敗れ、今回が2戦目となる21歳。

 1R、サウスポー構えのミラルペスのワンツーをかわしたオーソの畠山は右インロー。シングルレッグへ。そこに左ヒザを合わせたミラルペス! 受け止めた畠山はシングルレッグへ。そこから右で差して引き込む畠山。

 左で差して回って立ち上がり。そこにすぐに左ヒザを突くミラルペス。下になる畠山にパウンド。ガードで足を向けた畠山の足を蹴り、鉄槌。シングルレッグで立ち上がる畠山。

 右で差して崩しに、ミラルペスは左小手投げもそれを潰してバックテイクの畠山。前転して足を手繰り足関節のミラルペス。それを外してトップを奪う畠山は右で脇差しハーフからパス。サイドに。ミラルペスのスクランブルからバックにつくも落とされる畠山。

 下からアリキックを届かせる畠山。鉄槌で飛び込むミラルペスを草刈で倒すと、ともに立ち上がり。スタンドでワンツーの左を当て、回る畠山を追うミラルペスは跳びヒザ。それは捌いた畠山に、ミラルペスは左ハイ、ブロックした畠山に左を強振。

 その左を掻い潜った畠山は、組み付きに。剥がすミラルペスは右カーフ。さらにワンツーから左ミドルで前に。さらにダブルレッグも、切った畠山が前に崩れる。そこにパウンドのミラルペスにガードを取る畠山。

 左のパウンドのミラルペスに足関節を狙うと、すぐに足を抜きにくるミラルペス。その際で立とうとする畠山は左ジャブ。右ハイ、右バックフィストはかわされる。さらに右フックも軸がブレる。

 詰めるミラルペスはロープ背にした畠山に右ボディから左ロングフック、畠山はダウン。そこにパウンド連打で、レフェリーが間に入った。ONE FF初白星はミラルペスが掴んだ。ミラルペスは35万バーツのボーナスを獲得。引き込みからトップを狙った畠山だが、ミラルペスを押さえ込めず。プロMMAキャリア初黒星を喫した。

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