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【Krush】バンタム級王者・黒川瑛斗にフライ級王者・大夢が挑戦する王者対決タイトルマッチが決定「負けたらベルトは返上」(大夢)「威厳を保つ勝ち方が出来れば」(黒川)

2025/02/12 18:02
 2025年3月30日(日)東京・後楽園ホール『Krush.172』の対戦カード発表記者会見が、2月12日(水)都内にて行われた。  Krushバンタム級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、王者・黒川瑛斗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)に現フライ級王者・大夢(WIZARDキックボクシングジム)が挑戦する王者対決が組まれた。  黒川は2022年5月にプロデビューすると5戦目まで負け無しだったが、2023年10月の6戦目で大久保琉唯に初黒星。2024年3月、鵜澤悠也を左ストレートでKOして再起を飾った。7月の「第9代Krushバンタム級王座決定トーナメント」準決勝では林佑哉を初回KO、決勝では白幡裕星に判定勝ちで王座に就いた。伸びる左ストレートと大きく振り抜く右フック、思い切りのいいパンチが武器で戦績は7勝(2KO)1敗1分。今回が初防衛戦。  大夢は11勝(5KO)3敗の戦績を持ち、2021年6月からKrushに参戦。山脇、萩原秀斗らを破って4連勝(3KO)を飾ったが、2022年の「初代Krushフライ級王座決定トーナメント」の決勝戦で大久保琉唯に延長戦の末に惜敗。2023年5月に再び「第2代Krushフライ級王座決定トーナメント」に挑んだが、決勝で大鹿統毅に敗れ王座を逃した。10月に宗一郎をKOし、王座挑戦をアピールすると2024年1月に悠斗をKOして第4代王座に就いた。10月のK-1大阪大会でも東虎之介にTKO勝ち。  王者対決でのタイトルマッチという珍しいマッチメイクに、宮田充K-1プロデューサーは「黒川選手の試合は2月のK-1で考えていたが相手がはまらず、出身が神奈川なので5月のK-1横浜でワンマッチでどうかとか考えていたが間が開くのでどうなのかと考えていたところ、大夢選手が1月の後楽園で挑戦者の長野選手が急病で試合がなくなってしまった。以前バンタム級に階級アップを考えていると聞いていたので、タイトルマッチはどうかと提案したところ双方合意のうえでタイトルマッチとなりました」と説明。  2月3日に初代K-1 WORLD GPバンタム級王者・黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)が王座を返上したこともあり、「新しいバンタムが動き出す」と宮田Pは宣言した。  大夢は「僕は王者としてリングに上がる以上は、負けたらこのベルトは返上しようと思っています。しっかり勝って二階級同時王者を目指します」と、もし負けたらフライ級王座を返上するつもりで一階級上のタイトルに挑むとの決意。  迎え撃つ黒川は「期間は開きましたが、すぐに試合するつもりでいたので前回の試合2日後くらいから練習していて、スパーリングも欠かさずやっているので期間が開いたからって何も準備していなかったわけじゃない。そろそろ試合がしたいと思っていた時にちょうど良くオファーが来たので、しかも王者対決での初防衛戦が決まりました。あまりないことなので、テンション上がっているので早くリングで拳を合わせたいと思っています」と、待ちに待った試合が王者対決での初防衛戦ということにモチベーションも高い。  大夢はこのオファーをもらって「初の階級での試合でタイトルマッチを組んでもらえて光栄に思っています」とし、「フライ級で戦っている時から視野に入れつつ戦ってきました。一階級上でタイトルマッチを組んでもらえて嬉しいです」と、視野には入れていたという。  互いの印象を聞かれると大夢は「全てを含めて強い選手だと思います」、黒川はテクニックがあって上手な選手ですし、気持ちも強いので王者らしい選手だと思います」とそれぞれ評した。  大夢が「ここはKrushのリングなので、タイトルマッチということでKrushを体現出来れば」と言えば、黒川は「ここはバンタム級なので威厳を保つ勝ち方が出来ればと思います」とする。  黒川は初防衛戦ということに関して「そんなに思うことはない。試合は勝つか負けるか、ベルトを獲られることも人間あるっしょ。そんな重くは感じてないですね」と意識することはないという。また、卜部功也がジムの代表に就任したことで「凄い新しいエッセンスじゃないけれど、違った角度の刺激が入ってくるので格闘技をやっていて今が一番楽しいです。(成果が)出るんじゃないですか。出したいと言うか、勝手に出ると思います」と、新たなエッセンスが加わっているとした。  通常体重は大夢が58kg前後、黒川が62~63kgということで軽量級では大きい5kgの差があるが、大夢は「そこはあまり気にしてないです。僕たちの練習は試合よりしんどい練習をするので、そういう場所で活きてくるのかなと思います」と、体格差は関係ないとする。  一階級上の差を見せたいと思うか、と問われた黒川は「見せないといけないですね。自分はバンタム級の王者で王者対決、相手はフライ級なのでそこは見せないといけないと思いますし、そういう試合になると思っています」と答えた。  また、前回の王座決定戦では「こんな試合しちゃってちょっと出直してきます」と試合内容に不満足だったが「いろいろ課題が見つかって、それをずっと年末から修正しているので自分も楽しみです。楽しんで格闘技をやれているので、このまま試合も他しめたら。そうしたらよりいい結果、やりたいような試合が出来ると思っています」とした。
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