2025年2月9日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催された『K-1 WORLD MAX 2025』の一夜明け会見が、10日(月)都内にて行われた。
第16試合のK-1クルーザー級3分3R延長1Rで、カルロス・ブディオ(ブラジル/ブラジリアンタイ)を1R2分31秒、KOしたティアン・ターザン(オランダ/Luc Verheije Fight Club)が出席。前夜の試合を振り返った。
「もしもし」とお気に入りの日本語から話し始めたターザンは「相手は強い選手で、1Rにいいパンチをもらってグラついたが勝ててよかったです」と危ない場面もあったとする。
昨夜は「睡眠時間は短かったけれどパーティーはしてない。自分の部屋でこじんまりとパーティーしました」とホテルの自室でプチパーティーだったという。
実は来日してから熱が出たと言い、「来日が日曜日で月曜日に違和感があって。高熱が3~4日続いてずっと寝ていた。食事もデリバリーにして、部屋でゲームをして過ごして、木曜日から体調がよくなってきたのでジムで軽く動いたがすぐに疲れてしまった。その翌日に減量。なので試合の時は100%ではなかったが、最初に比べれば良くなったので安心しました」と、不調での試合だったと告白。
そのコンディションでよく勝てたと言われると「これは精神力にかかってくる。ベストではなかったが、その中で出せることは出来たと思います」と精神力で乗り切ったとした。
スタイルが昔のK-1ヘビー級ファイターのようだったとの声には「リングに上がる以上は倒すか倒されるかの気持ちでリングに上がっている。いつもより相手の攻撃を喰らったが、ファンも激しい試合を求めていると思うので、それが自分のファイトスタイルでもあります」とする。
これで戦績を28勝(26KO)無敗とし、1RでのKOは16回目としたターザン。「試合をする時はやるかやられるかのスタイルもあるし、ハイリスク・ハイリターンだと思っていて、自分が倒される覚悟で行けば倒す確率も上がると思っている。それとハードな練習をすればパワーもテクニックも付いてくると思っているよ」と、KO量産の秘訣を語った。
今後については「現状では3試合予定があって。3月末にEnfusionミドル級タイトルマッチ、そのタイトルを獲ったら防衛戦を5月3日にやる予定。そして5月31日のK-1でリュウ・ツァーとK-1クルーザー級のタイトルマッチをやりたい。その後にK-1で90kgのトーナメントが出来ればいいね」と、K-1 WORLD GPクルーザー級王者リュウ・ツァー(唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP)との対戦を希望した。
最後にファンにひと言を求められると「もしもし」と締めくくった。