2025年2月9日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催された『K-1 WORLD MAX 2025』の一夜明け会見が、10日(月)都内にて行われた。
「K-1 WORLD GP女子アトム級王座決定トーナメント」で優勝し、第3代K-1 WORLD GP女子アトム級王者となった松谷綺(ALONZA ABLAZE)が出席。前夜の試合を振り返った。
「ずっと夢だったベルトを巻けて嬉しかったんですけれど、緊張とプレッシャーで動きが硬くなってしまって。トーナメントの難しさや勝たないといけないプレッシャーの中で戦っている現王者たちの凄さを改めて実感しました」
一夜明けて「素直に嬉しい気持ちでいっぱいです」という松谷。昨晩はベルトを抱いて寝たのかと聞かれると「ベルトはリビングに置いて普通に自分の部屋で寝ました(笑)」とのこと。
「前日の会見でもプレッシャーを感じていないみたいに言ったし、当日も緊張してないと思ってたけれど、それなりにいろいろなものをプレッシャーを感じていたなと振り返って思いました」と言い、1試合目(準決勝)のマフィア・ペットモンコンディー(タイ/Petchnongki Gym)戦では「いつもと違う感じはありました。ベルトに対する想いと絶対に負けないという気持ちだったと思います」と、いつもとの違いを感じていたという。
マフィアについては「15歳なのに気持ちが強くて経験を積んできてる、場慣れしている感じはしました」と評する。
決勝では「ここまで来たらやるしかないという気持ちだけでした。1試合目でスネを自分で蹴って痛めてしまうことが多くて、それもあってスネが腫れていたんですがリングに上がったら気にならなかったです」と集中していたとし、「(末松は)手も足も長いので距離を詰めて戦うしかないと思いました。ローと近い距離のヒザとか、最初からやろうと思っていました」との戦略だった。
末松を筆頭に下からの追い上げがあることには「若いけれどいい選手ばかりで自分も負けていられない感じです」と、まだ負けられないと意気込む。
大会終了後に王者4人が揃っての記念撮影で笑顔がなかったことを指摘されると、「自分の中でもうちょっと出来たなって気持ちと、前回はKOしたのもあって、ベルトを獲らないといけないプレッシャーと、みんなからKOして欲しいって期待もあったので、その辺のプレッシャーもあって。それが出来なかったし、自分の思うような動きが出来なかったので。K-1の他の王者がKOで勝ってたりとか圧倒的に勝っている姿を見たので、まだまだだなと思いました」と、反省することが多かったのだとする。
これからどんな王者になっていきたいか、と聞かれると「どんなプレッシャーや緊張感があっても、毎回自分の思うような動きが出来るように強くなりたい。その一心です」と答えた。
大一番を終えて今何がしたいかとの質問には「旅行に行きたいですね。ちょっとリフレッシュ出来れば。友だちと遊びたいです」と言い、何が食べたいかと聞かれると「試合前も後も焼肉に行くことが多いので焼肉です。あとは果物が好きなので果物。昨日も試合が終わった後に食べました」と笑った。
昨日はバッティングで額が大きく腫れあがっていたが「まだ腫れがあるけれど大丈夫です」と大したことじゃないとする。
K-1王者になるという最大の目標を叶えた今、次は何を目標にしていくのかとの問いには「とりあえずK-1のベルトを一番目標にしていたので、あとは…これから考えます」とまだ考えていないとのことだったが「世界最強になります」ときっぱりと答えた。
そして「昨日はありがとうございました。次戦はもうちょっと成長して、しっかり勝ち切れるように頑張ります」とファンへメッセージを送った。