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【RIZIN】3連敗中の萩原京平が、矢地にKO勝ちのトビー・ミセッチと対戦。2連勝中の万智がパク・ソヨンと対戦=3月30日(日)香川

2025/02/08 14:02
 2025年3月30日(日)あなぶきアリーナ香川で開催される『RIZIN.50』の追加2カードが発表された。萩原京平が元PXCバンタム級王者のトビー・ミセッチと対戦。2連勝中の万智が、修斗インフィニティリーグ優勝のパク・ソヨンと対戦する。 ▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R萩原京平(SMOKER GYM)7勝10敗トビー・ミセッチ(米国)12勝11敗  萩原は、牛久絢太郎、武田光司、高木凌を相手に3連敗中。2024年9月の高木戦から半年ぶりの再起戦となる。  8日のファンイベント『RIZIN大新年会』に登壇した萩原は、「RIZIN香川大会参戦します。今回は喧嘩しに行こうと思ってるんで」「次にみんなが見たいカードを実現できるように殴り勝ちます」と意気込みを語った。  対戦相手のミセッチは、RIZIN初参戦。2013年8月のPXCで矢地祐介に2RKO勝利を収めているストライカー。フィニッシュ率は67%ですべて打撃によるKO・TKOでフィニッシュ。23年以降Cage WarriorsやKOTCでMMA4連敗中だ。 ◆萩原京平(SMOKER GYM)1995年12月28日、大阪出身身長178cm、リーチ180.5cm、体重66.0kg 中学時代はラグビーに熱中する。17歳の頃より格闘家に憧れアマチュア大会で腕を磨き20戦18勝。プロ転向後は地元大阪の大会を中心に出場。20年8月のRIZINデビュー戦では白川陸斗相手に終始スタンドで攻め続けTKO勝利でチャンスをものにすると、4大会連続参戦の大晦日、キックボクシングからの転向初戦の平本蓮にMMAの洗礼を浴びせるTKO勝利を収めた。続く21年10月、RIZIN LANDMARK旗揚げ大会で対朝倉未来戦が実現するも、終始圧倒され判定負け。2連勝後の22年3月、弥益ドミネーター聡志に腕ひしぎ三角固めを、5月にはクレベル・コイケにリアネイキッドチョークを極められ、さらに9月の鈴木千裕戦も一本負けに終わり3連敗に。23年4月、崖っぷちで迎えた地元・大阪大会でカイル・アグォンを相手に15分間凌ぎ切り判定勝利で連敗を脱した。しかし23年9月の牛久絢太郎戦、米国修行を経た24年3月の武田光司戦で判定負け、さらにはストライカー勝負と目された9月の高木凌戦では1Rにバックを取られ一本負けを喫し、再び苦しい3連敗に。今回14団体で戦ってきた経験豊富なベテランのミセッチを華々しくフィニッシュし、完全復活の狼煙を上げたい。 ◆トビー・ミセッチ(米国)Toby Misech1988年3月7日、ハワイ出身身長173cm、体重66.0kgJesus Is Lord gym / Penn Fitness & Training Center (C)Bellator元Destiny MMAバンタム級王者、元PXC同級王者、元AFC同級王者。ハワイアンファイターらしいエキサイティングな喧嘩ファイトを信条とし、標高の高いマウナ・ケアの溶岩流を走り鍛えたフィジカルやスピードを武器に戦績の12勝中8KO勝利という生粋のストライカー。高校時代にはバスケットボールも経験し、そのスピードからマングースというあだ名で呼ばれていた。  2012年にミノワマンがメインイベンターのProElite 3でプロデビューして以来勝ち負けを繰り返し13年8月のPXCで矢地祐介を相手に2RKO勝利を収めた。18年7月にはDWCSに出場もリッキー・パラシオスに判定負け。10月に金太郎の対戦相手としてパンクラスで初来日が予定され『BJペン2世』と謳われるも家族の事情で出場を辞退した。その後12月よりBellator定期参戦。  19年2月にはエドゥアルド・ダンタスに完封負け。12月、メインイベンターのジョシュ・バーネットが直前に欠場となった地元ハワイ大会では自身の体重超過はあったがエリック・ペレスを1R僅か54秒でKOし、大会のメインイベントを派手に締め括ってみせた。ブランクを経て22年からはBYBでのベアナックルボクシングマッチにも挑戦したが2戦2敗。23年以降Cage WarriorsやKOTCで現在MMA4連敗中。今回互いに捲土重来を期して臨む一戦で萩原京平に豪快なパンチを浴びせ、マットに沈めるつもりだ。 [nextpage] 万智がインフィニティリーグ優勝のパク・ソヨンと対戦 ▼ストロー級(52.0kg)5分3R万智(67ジム)6勝2敗パク・ソヨン(ROAD GYM GUNSAN)5勝4敗  万智は2024年5月に強豪パク・シウをスクランブルと足関節で追い詰めたもののスプリット判定負け。その後、スーリ・マンフレディを肩固めに極めると、2024年11月の前戦でアム ザ ロケットを2R ヒールフックに極めている。  会場に登場した万智は、「正直なところ、圧倒的に勝たないといけない相手なので、差を見せつけて勝ちます。今年はRIZINのニューフェイスになる予定なので、皆さん応援、よろしくお願いします」と宣言した。  対するパク・ソヨンは47.6kgで修斗3連勝中。平田彩音、NOELに判定勝ちすると、2024年12月15日に檜山美樹子を1R 腕十字に極めてインフィニティリーグ2024 女子アトム級優勝を遂げている。さらにその2週間後のROAD FC 71にも参戦。 「ROAD FC女子アトム級暫定王座決定戦」でシン・ユジンと対戦し、前日の計量で5kgオーバーのユジンにリアネイキドチョークを極められタップも、試合は規定通りノーコンテストとなっている。 ◆万智(67ジム)2003年6月3日、栃木県出身身長153cm、リーチ146cm、体重52.0kg 小学3年の時に柔道を習い始め高校3年まで続ける。その柔道では中学2年時に県大会1位の実績を残す。またその頃、友達の家族と初めてRIZINを見て感動し、自身も絶対に総合格闘家になると決意。高校進学後は怪我に泣かされたが3年生の時に格闘技ジムに入会する。アマチュアで経験を積み、22年11月のDEEP JEWELSでプロデビュー。23年2月の2戦目でHIMEを1Rリアネイキッドチョークで絞め落すと5月には3連勝中のキム・ユジョン相手に初の国際戦。1R中盤にテイクダウンを奪うとパウンドや肘を打ち落とし最後はアメリカーナを極め3連勝めを挙げた。  23年10月、RIZIN初参戦。修斗現役王者の渡辺彩華を相手にフルラウンド判定2-1で勝利した。その翌月、DEEP JEWELSストロー級暫定王座決定戦で松田亜莉紗にスプリット判定負け。24年5月、松田が返上した王座をかけパク・シウと対戦。打撃でも退かずに応戦し足関節でもダメージを与えるなど肉薄したが判定負けで2連敗。9月にはラウェイ王者スーリ・マンフレディを2R 肩固めで再起戦に勝利。1年5カ月ぶり二度目のRIZINで、自身と誕生日3日違いで同い年の新鋭パク・ソヨンを相手に、進化した打撃と極めの強さを見せつけたい。 ◆パク・ソヨン(韓国)Park Seo Young2003年5月31日、身長156cm、体重52.0kgGUNSAN ROADジム 両親の勧めで9歳から15歳までテコンドーを経験。テレビで偶然見たROAD FCで、RIZINでも活躍するシン・ユリに魅了されMMAの道へ進む。21年ARCでプロMMAデビュー戦(変則ルール)を判定負け。2戦目のROAD FCでプロ初勝利を挙げた。続く3戦目、22年7月に初参戦の修斗で黒部三奈に一本負け。その後ROAD FCでの2戦を挟み、古賀愛蘭、KARENに敗れ修斗3連敗。しかし24年の修斗で平田彩音、NOELに判定勝利、さらに12月、檜山美樹子に腕十字を極め1R僅か32秒で自身初の一本勝利を挙げ3連勝。  その直後ROAD FCに緊急参戦。アトム級暫定王者パク・ジョンウンの欠場を受けシン・ユジンとのアトム級暫定王座戦に臨んだが対戦相手のユジンが前日計量で大幅に体重を超過し、キャッチウェイトで行われた試合は2Rリアネイキッドチョークを極められノーコンテスト。その後アトム級でのユジンとの再戦を熱望していたが、今回香川でRIZINデビュー戦を迎えることに。年末の悔しさもバネに、同い年で圧倒的な組み力を誇る万智を相手に、得意の右フックをはじめとする打撃で圧倒するのはもちろん、寝技でも上回るつもりだ。
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