2025年2月9日(日)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2025 vol.1』(U-NEXT配信)のメインイベントにて、KNOCK OUT-BLACKライト級王者・大谷翔司(スクランブル渋谷)とKNOCK OUTBLACK -63.0kg契約3分3R延長1Rで対戦するニュージーランド南島ISKA王者リード・ミラー(ニュージーランド)が、7日(金)都内にて公開練習を行った。
左右ストレートとローキックを主にしたミット打ちを披露したミラーは「来日できて最高にハッピーだ。このチャンスをいただいたことにワクワクしている。最高のコンディションに仕上がっているよ」とやる気満々。
「4~5週間前にタイでムエタイの試合をして、その前後もタイでずっとトレーニングをしていた」と、タイのウィラサクレックジムで練習を積んできたという。以前に来日して日本のウィラサクレックジムで練習していた時期もあったと言い、「1年前にタイでウィラサクレックジムの選手と出会い、日本でトレーニングしたいと思ったんだ。ウィラサクレックジムは世界でも有名だし、ここなら日本のスタイルとムエタイスタイルを融合させて成長できると思ったんだよ」とその理由を話す。今回の公開練習もウィラサクレックジムで行われた。
改めて対戦する大谷の印象を聞かれると「大谷は強い選手だと思う。気持ちもパンチのパワーも強い。ただ、スピード、タイミング、テクニックは私の方が優っている」と言い放つ。
警戒するのは「右のパンチ」だとし、その大谷の右ストレートが“ナパームストレート”と名づけられていることを聞くと「面白いと思うけれど、みんなパワーはそれなりにあるし、爆弾というほどのパワーはないでしょう」と一笑に付した。
逆に自分の得意技は何かとの質問には「左ボディフックだ。“レバー・キラー”と名づけられているんだよ」と明かす。「左ボディが当たれば一発で終わると思うけれど、KOは自然とやってくるものなので狙いとはしたくない」と左ボディが入れば自然と終わると豪語。
「自分をファイターとして評価すると、強くてパワフルでとてもエキサイティングな選手だ」と自己アピールするミラー。ニュージーランドでは「トップだと思う。他にもエリート選手はいるが、ニュージーランドはまだ成長過程で、みんな世界を目指している。やっとISKAやWBCを懸けた試合をニュージーランドで出来るようになってきたくらいでまだまだだが、自分は国内トップの一人だと思う」とする。
「K-1、ONE、KNOCK OUTに参戦して行きたい。その3つが最高だ。これまで大きな大会には中国の『WRF』に出場したことがあるとし、「ファイターとしての目標は世界王者になること。それと大谷が持っているベルトも欲しい」という。「絶対に今回の試合で勝ったら、ダイレクトにタイトルを懸けて試合をしたい」と勝ったらタイトルを懸けての再戦を要求したいとした。
また、ニュージーランドと言えばK-1ヘビー級で活躍したマーク・ハントやレイ・セフォーが有名だが「彼らはニュージーランドのジムにあるポスターで見るようなレジェンド。誰もが憧れる存在だよ」と目を輝かせ、彼らのようなインパクトを残すことが出来そうかと聞かれると「もちろんだ」ときっぱりと答えた。