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【シュートボクシング】リベンジ&王座獲得に燃えるRYOTARO「パンチで倒してベルトを巻くことしか考えていません」

2025/02/06 22:02
 2025年2月8日(土)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2025 act.1』(U-NEXT配信)のSB日本スーパーウェルター級王座決定戦で同級1位・都木航佑(キャピタルレイズfightingGlaNz)と対戦する同級2位RYOTARO(龍生塾)のインタビューが主催者を通じて届いた。  RYOTAROは強打を武器に、ホーストカップなど関西のリングで戦績を重ね、緑川創、小原俊之といった70kgの日本トップクラスの選手から勝利している実力者。昨年、龍生塾に移籍し、SB初参戦となる9月の風間大輝戦では3度のダウンを奪って大差の判定勝ちを収めてインパクトを残した。現在3連勝中。  両者は2024年2月のシリーズ開幕戦で対戦しており、その時は都木が1Rに首投げでシュートポイントを奪い、蹴り技主体の攻めで判定勝ちを収めている。1年ぶりの再戦でRYOTAROがリベンジ&SB王座獲得なるか。そしてその後に考えていることとは!? ――SBの70kgのチャンピオンは現シーザーインターナショナル・緒形健一代表から始まり、第2代は金井健治、第3代は梅野孝明、第4代は鈴木悟、第5代は坂本優起、第6代は北斗拳太郎と過去に偉大な先輩方が獲ってきたタイトルでもあります。最初に、タイトルマッチが決まった時はどういう心境でしたか。 「SBのベルトを巻くのが夢だったので、早く試合をやりたいと思いましたね」 ――SB初参戦時からベルトは狙っていました? 「特に意識していなかったのですが、ちょうど1年前の昨年2月に都木選手に負けてから『こいつに勝ってベルトを巻こう』と思っていたんです」 ――思っていた通りの流れができあがったわけなんですね。 「僕は都木選手に負けている立場ではありますが、タイトルマッチにふさわしい相手が用意されたなと思いましたね。今回、ベルトを獲れるだけでなく、リベンジも兼ねてできるので一石二鳥でラッキーだとも思いました」 ――今回はご自身にとっては初の5Rでの試合となりますが、そこに関しては? 「不安がなくなるほど練習しているので、今回は自信を持って戦います。勝って、同じ大会で試合をする同門の川上叶先輩にいい形でつなぎたいと思います」 ――以前に所属していた大原道場の藤田代表の話によると「RYOTAROは練習の鬼」だと聞いたのですが、今回念願のタイトルマッチだけにさらに気合いが入っていたり? 「そうですね。大原道場で培われた魂を背負って過去一で今追い込んでますし、今めちゃくちゃ調子がいいので久しぶりに試合が楽しみです」 ――タイトルマッチにたどり着くまで、ご自身にとっては長かったですか? 短かったですか。 「シュートボクサーになったのは2年前ぐらいだったので、ここまで来るのは短かったなと」 ――1年前に対戦した時の都木選手にはどういう印象がありますか。 「1Rに都木選手は首投げでシュートポイントを取ってから2、3Rは逃げるだけで勝っていた試合だったので、そこで巧い戦いをするという印象を受けました。都木選手は左ミドル、前蹴りの蹴り技主体の攻めで、特に問題ないと思っていましたが、逃げられましたね」 ――ここ数戦の都木選手の印象については、その時と変わらずですか? 「特に印象は変わらないですね。もともと強い選手だというのは知っていて、その時から変わらず強いなと。自分とやった時よりもだいぶ強くなっていると思うので、1年前に戦った時とは違う選手と戦う気持ちで臨みます。僕も同じく強くなっているので前回とは違った試合になると思いますよ」 ――今度は投げられない自信もありますか。 「投げられない練習もしてますが、今回は投げられても倒し切るので投げ技に関しては意識してないです。パンチで倒してベルトを巻くことしか考えていません」 ――RYOTARO選手と都木選手はお互いに違うキック団体でキャリアを重ねながら、2023年9月の『SHOOT BOXING 2023 act.4』の同大会でSB初参戦をし、それからはSBを主戦場にキャリアを重ねてきたという共通点があります。そこは意識してました? 「SB初参戦時、都木選手は1階級下で試合をしていたので何も感じていなかったのですが、一度負けてから意識するようになりました」 ――都木選手はRYOTARO選手との試合以降、SBで4戦組まれ、RYOTARO選手はSBで2戦、他団体で1戦でした。都木選手は定期的に試合が組まれていることに関してもどかしさはあったりしました? 「都木選手との試合結果でもちろんその後、SBに起用されるかは明らかに違ってくるので1試合の勝敗の重みが十分に分かりましたが、都木選手はよく試合をするなと(苦笑)。僕も同じように試合をこなしていきたかったのですが、他団体のリングで組まれた試合は相手選手の体重オーバーで試合が流れたので(不戦勝)残念でしたね」 ――ここでチャンピオンになって、その先はどういうことを考えていますか。 「僕はSBが国内トップの団体だと思っているので、日本タイトル争奪戦でここで終わるので世界に挑戦したいなと。SBのリングで海外の強豪勢とやるのもいいですし、海人選手のように海外で試合をしていきたいですね」 ――SB初参戦時に勝利している風間選手にもインタビューしたところ、「燃える相手だったのでRYOTARO選手ともう一度やりたい」とのことでした。 「風間選手もいい選手なので、機会があればぜひやりたいですね」 ――世界の70kg級戦線は層が厚く、ご自身でも食い込んでいける自信もありますか。 「そうですね。めちゃ自信もあります。3月のONE日本大会で海人選手マラット・グレゴリアン選手の試合が発表されましたが、僕もいつかグレゴリアン選手とやりたいと思っていたんです。自分はまだそこで戦える位置ではないですけど、周りから対戦が期待される位置まで行きたいと思います」 ――最後にファンにメッセージをお願いします。 「しっかり倒して勝って僕がベルトを巻くので楽しみにしてください」
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