マネル・ケイプの試合がまたもキャンセルになりそうだ。ケイプのUFC戦績は5勝3敗、今回のブランドン・ロイバルとの試合が無くなれば、実に10度目のキャンセル(自身が原因のキャンセルは3度)になる(※追記 ケイプの相手が8位のアスー・アルマバイエフに変更と報道。続報あり)。
2025年3月1日(日本時間2日)に米国ラスベガスのUFC APEXで開催予定の『UFC Fight Night』で予定されていたフライ級6位のマネル・ケイプ(アンゴラ)と1位のブランドン・ ロイバル(米国)のメインイベントが、ロイバルの怪我によりキャンセルに。ケイプは新たな対戦相手として同級2位のブランドン・モレノとの対戦を呼び掛けている。
日本時間6日早朝、ロイバルはインスタグラムに、「残念ながら、私は私の戦いを止めなければなりません、マネル・ケイプと私のファンに申し訳ありません。私は怪我に直面しているので、いつまたトレーニングができるのか疑問に思っています。この試合は絶対にフライ級にとって必要な試合だと思うけど、現時点で対戦するのは賢明ではない。みんなを愛しています。心から謝ります。今週私のYouTubeで詳細を話します」と、ケイプとの試合は「必要」としながらも、試合をキャンセルする考えを明かした。
この声明の前にケイプは、「ベルトを賭けた試合まであと4週間、ブランドン・ロイバルという小さな子犬の体には、寒気と吐き気とパニックがすでに影響を及ぼし始めている。彼がこの試合から逃げ出しても、私は驚かないだろう」と投稿していた。
続けて「Moreno step in !!!」と同級2位のブランドン・モレノに参戦を呼びかけ、さらに12位で4連勝中のチャールズ・ジョンソンからの「もちろん、あなたと上司がそれに同意する必要がありますが、(ケイプとの対戦に)賛成です。マネル・ケイプは世界でもトップクラスだと信じており、我々のスキルを試す機会をいただけたら光栄です」のコメントに「やろうぜ」と答えている。
しかし、ジョンソンは同日に元RIZINのラマザン・テミロフとの試合が決定済み。モレノは、2024年2月にロイバルにスプリット判定負け後、同年11月にアミル・アルバジに判定勝ちで再起を遂げており、次戦にさまざまな対戦相手が候補に挙がっている。果たして、3月2日、ケイプの試合は組まれるか?
ケイプは、2024年12月のUFCで当時12位で4連勝中のブルーノ・シウバと対戦。シウバを寄せ付けないキレのある動きで3R TKO勝ち。
試合後「みんなに感謝したい。ファ〇ク、カイカラ、フ〇ック、モレノ、ファッ〇、アデサニヤ! カイカラ(フランス)、俺が次のパントージャの相手候補だ。誰も俺のようには戦えない。パントージャと戦わせてくれ。パントージャを滅ぼせるのは俺だ。新しいPPVスターだ」と次期挑戦者だとアピールしていた。
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UFCフライ級ランキングと試合日程(2025年2月6日付)
王者 アレシャンドリ・パントージャ(2023.12 ロイバルに判定勝ち。2024.12.7 朝倉海に2R 一本勝ち)1 ブランドン・ ロイバル(10.12 平良にスプリット判定勝ち、2025.3.1 ケイプと対戦予定もキャンセル)2 ブランドン・ モレノ(11.2 アルバジに判定勝ち)3 アミル・ アルバジ(11.2 モレノに判定負け)4 カイ・カラ・フランス(8.17 エルセグに1R TKO勝ち、2025.4.12 パントージャに挑戦?)5 平良達郎(10.12 ロイバルにスプリット判定負け)6 マネル・ケイプ(7.27 モカエフに判定負け後、12.14 シウバに3R TKO勝ち、3.1 ロイバルと対戦予定もキャンセル)7 アレックス・ ペレス(6.15 平良に2R TKO負け)8 アスー・ アルマバイエフ(10.19 マテウス・ニコラウに判定勝ち、3.1 エルセグと対戦、ナシメントと対戦予定)9 スティーブ・エルセグ(8.17 カラフランスに1R TKO負け、3.1 アルマバイエフと対戦)10 ティム・エリオット(2023.12.9 スムダダルジに肩固めで一本勝ち)11 タギル・ウランベコフ(2023.12.9 ダーデンにRNCで一本勝ち、1.18 カーペンターに判定勝ち)12 チャールズ・ジョンソン(10.19 スムダルジに判定勝ち、3.1 テミロフと対戦)13 ブルーノ・シウバ(7.20 ダーデンに2R TKO勝ち、12.14 ケイプに3R TKO負け)、2025.3.4 ヴァンと対戦)14 朝倉 海(12.7 パントージャに2R RNC一本負け)15 ジョシュア・ヴァン(12.7 ダーデンに判定勝ち、3.8 シウバと対戦)