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【RIZIN】PRIDEからRIZINへ、蜜月から撤退したフジテレビの“フジ問題”苦境に榊原CEO「20年足らずでこうなってしまって不憫」

2025/01/31 17:01
 RIZINの榊原信行CEOが31日、都内で囲み取材に応じ、前身のPRIDE時代から、2021年大晦日の『RIZIN.33』まで地上波放送で携わっていたフジテレビが現在、元タレントと女性とのトラブルに端を発し、トップ2人が引責辞任する“フジ問題”で揺れていることについて、「現場の人たちに頑張ってほしい」と語った。  榊原CEOは、「僕らが向きあってきたのは(経営陣ではなく)一緒にものをつくってきた現場の人たちなんですね。昔で言えば、(職場が)フジテレビだっていうと胸を張れた時代があったわけじゃないですか。フジテレビのプロデューサーだっていうともう花形ですよ、かっこよくて。だからそこから20年足らずでこうなってしまって。今フジテレビに務めているというと、いじめられるとも聞きました。そういう状況になってしまっていることが不憫でかわいそうでしょうがないですね」と慮った。  PRIDE時代に地上波で格闘技を世間に浸透させ、大晦日格闘技興行戦争まで起こしたが、2006年に契約解除でフジテレビが放送打ち切り。2015年の大晦日にRIZINとして地上波復活も、2022年に再び撤退。那須川天心vs.武尊がメインの『THE MATCH 2022』も放送中止となるなど、愛憎相半ばする関係だが、コロナ禍もあり、結果的に地上波放送ベースに頼らない収益構造への転換のきっかけになったともいえる。  それでも榊原CEOは、「現場には本当に優秀な人たちがいっぱいいるし、非常に素敵な人もいっぱいいる局だった。その最たるものが鈴木(芳彦)アナウンサーや佐藤大輔(煽りVTR制作の映像作家)だったりするわけじゃないですか。みんなフジテレビのプロパー(社員出身)ですよね。彼らは本当にやりたいことを求めて外に出るチャレンジをして今があるけれども、フジテレビを愛してフジテレビで自分の人生をこの会社に捧げようと思ってやってきた人たちが、この逆風の中で戦っている。その現場の人たちに頑張ってほしいなって思いますね」と、苦境にある現場の社員たちにエールを送った。
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