これまで有効的な攻撃であれば続行されていたつかんでの攻撃がワンキャッチワンアタックに変更となった
RISEと提携し、2024年12月21日(土)千葉・幕張メッセ イベントホールにて開催された『ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2024 FINAL~GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX~』では、RISE勢と激闘を繰り広げたヨーロッパ最大のキックボクシング団体『GLORY』。2025年1月11日付でルールを改定したことを発表した。
注目すべき変更点は以下の2点。
・クリンチルール=このルールは、即座に一度だけ単発の打撃を許可するように変更された。合法的な打撃の後、選手はすぐにクリンチ(つかみ)を解除し、試合を続けなければならない。
・ハイインパクト・ダメージ=採点基準の進化として、合法的な打撃の結果、ふらつき、よろめき、機能低下などの客観的なダメージのサインが含まれる「ハイ・インパクト・ダメージ」は、採点において他のダメージよりも優先される。
【写真】RISEとGLORYがトップ4選手ずつを出し合った12月のトーナメント、決勝はGLORY対決となりレベルの高さを証明した
クリンチルールに関しては以前の約3秒間(実際にはレフェリーの判断でつかみからのヒザ蹴りなど有効打が続く場合は続行されていた)が廃止となり、いわゆる「ワンキャッチ・ワンアタック」(1度のつかみで1度の攻撃まで)に変更。
ハイインパクト・ダメージに関してはこれまで明記されていなかった部分で、よりダメージが優先されることに変更となった。
両ルールともRISEルールと同様になるため、RISEとの提携が影響を与えた可能性は少なくなさそうだ。GLORYはプレスリリースにて「ルールの更新は、GLORYが最もエキサイティングでノンストップなプロ格闘技大会であることを維持するものである。GLORYのアスリート・セーフティ&レギュラトリー・アフェアーズ担当SVPであるナディア・シルクは、これらの変更と明確化は、過去1年間におけるルールの見直しと、レギュラトリー・パートナーやファイター・チームとの数回にわたる協議の成果です。私たちの目標は、公正で安全、そしてエキサイティングな大会にするために常に努力し、ルールを評価し続けることです」としている。
新ルールは2月22日の『GLORY 98』から採用されることとなる。