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【ONE】スーパーレックが『ONE 170』を負傷欠場、カリロvs.アナンで暫定王座決定戦、勝者は3・23日本大会でスーパーレックと王座統一戦

2024/12/31 00:12
【ONE】スーパーレックが『ONE 170』を負傷欠場、カリロvs.アナンで暫定王座決定戦、勝者は3・23日本大会でスーパーレックと王座統一戦

スーパーレックが『ONE 170』を欠場、しかし日本大会の『ONE 172』で王座統一戦を行うことが決定(C)ONE Championship

 2025年1月24日(金)タイ・バンコクのインパクトアリーナで開催される『ONE 170』(U-NEXT配信)にて、ONEムエタイ世界バンタム級王座の防衛戦が決まっていたスーパーレック・ギャットムー9(タイ)が膝を負傷。今大会を欠場することになった。

 代わって、挑戦者の同級2位ニコ・カリロ(スコットランド)は、同級5位ナビル・アナン(アルジェリア/タイ)とバンタム級ムエタイ暫定世界王座決定戦を行うことが決定。



 カリロはスコットランド出身の25歳で、WMOウェルター&スーパーウェルター級王座、ISKAムエタイ世界65㎏級王座などを獲得。2023年4月にONEに初参戦すると、フルカン・カラバフを3R TKO。6月にムアンタイ・PK・センチャイを2R TKO。12月には元王者のノンオー・ハマをヒジ打ちで2R 失神KOに下し、

 2024年7月にはセーマペッチと対戦。2Rに3度のダウンを奪ってKO勝ちしてスーパーレックとハガティの勝者との対戦をアピールしていた。戦績は27勝3敗1分。ONEで4連勝、ONE参戦前から合わせると15連勝中のカリロ。その左フック、ヒジ、左ボディ、ハイキック、ローキックはいずれも破壊力抜群。


 アナンはテコンドー、空手(いずれも黒帯)を経てムエタイを始め、パタヤの地方スタジアムで経験を積んで2017年からルンピニーとラジャダムナンのメジャースタジアムに進出。2022年5月にはWBCムエタイ世界フェザー級王座に就いた。RWS出場を経て、2023年6月にONE初出場にしてスーパーレックと対戦したが初回KOで敗れている。

 しかし、9月にはナックロップを右クロスでKO、12月には元ルンピニースタジアム認定ライトフライ級王者の“エルボーゾンビ”ことムアンタイを判定で破り、2024年7月にはクラップダムをヒザ蹴りでKOしてみせた。8月には本戦出場でフェリペ・ロボにも判定勝ち、9月にソー・リン・ウーに判定勝ちで5連勝の快進撃。また、2020年8月にはラウェイにも挑戦して勝利している。192㎝という規格外の長身で、戦績は37勝5敗1分。




 この一戦も注目だが、さらにこの試合の勝者(暫定王者)は2025年3月23日(日)さいたまスーパーアリーナ『ONE 172:TAKERU vs. RODTANG』(U-NEXT独占PPV配信)にて、正規王者スーパーレックと世界王座統一戦を行うことも発表された。

 ONE日本大会は、武尊vs.ロッタンが行われる大会でスーパーレックがタイトルマッチを行うという豪華なラインナップとなった。

◆スーパーレック「日本は私にとって第二の故郷」

「新年明けましておめでとうございます。2025年が日本のファンの皆様にとって、健康と幸運に満ちた一年となりますように! まず初めに、母国での試合機会を逃してしまい、大変申し訳なく思っております。しかし、再び日本で戦えることを心から嬉しく思います。私はムエタイを愛しており、日本のファンの皆様に私を通してムエタイを体験していただきたいと考えています。ムエタイの多様性をお見せしたいと思います。また皆様から温かい歓迎を受けられることを楽しみにしています。前回の日本大会でいただいた声援は本当に素晴らしいものでした。日本は私にとって第二の故郷です。皆様からの素晴らしいサポートに心より感謝申し上げます。また近いうちに、さいたまスーパーアリーナでお会いしましょう!」

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