MMAデビュー戦を大晦日で迎える桜庭
2024年12月31日(火)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN DECADE』に出場する選手の個別インタビューが、29日(日)都内にて行われた。
第4試合のRIZINライト級(71kg)5分3Rで、矢地祐介(フリー)と対戦する桜庭大世(サクラバファミリア)が出席。大世は桜庭和志の長男で今回がMMAデビュー戦となる。
サクラバロックはやられて覚えた
「楽しみです。緊張もありますし、ドキドキもワクワクもどっちもあります」
――初参戦、周りの反響は?
「周りの近い人たちからは賛否両論ありましたね。それは分かっていたことだし、知らない人が言ってるのは気にならないけれど、同じファイターに関しては飛び級したことに対して、RIZINは日本で一番大きい団体でしかも大晦日、外国人選手も知ってるような大きな大会でいきなり飛び級していくのは…格闘家として目指す場所、そういう人が多いと思いますが、僕より頑張っている人もたくさんいる中で飛び級するので思うところもあると思います。でも、良くも悪くも結果で黙らせられるのが格闘技。頑張ろうと思います」
――矢地選手の印象は?
「凄いマッチョ。バキバキだなって。動いているところを見ているわけじゃないので印象は変わらないです」
【写真】内柴正人からヒザ十字で一本を奪っている桜庭大世
――試合のテーマは?
「本当のバカ息子で終わるのか否か、みたいなのはあります。負けちゃったらただのバカ息子になるので(笑)」
――試合のイメージは?
「ベテランで経験値は僕より何十倍もあると思うので、一生懸命喰らいついて必死の姿を見せられればいいと思います」
――組んで怖いのはあまりない?
「凄いレスラー。柔道とレスリングなので怖いかなと思うけど、立ちでの四つは柔道では帯を持ってやるタイプだったのである程度は自信あります」
――OFGで殴られるのは初めて。恐怖心は?
「それよりかは蹴ったりした時の、素足で蹴ったことがないのでそっちが心配。電柱とかたまに蹴ってみようかと(笑)」
「思うことはそれぞれ違うと思うので何とも言えないです」
――お父さんは入場シーンでファンを喜ばせてきた。踏襲する?
「今回は分からないけれど、そういうところでも魅せられたらと思います」
――ファイターとしての目標選手は父でよろしい?
「よろしいです(笑)」
――お父さんを超えるには別の要素を入れないといけない、そういう意味で考えていることは?
「勝つことは絶対に大事ですが、あくまでも人が見てナンボのもの。どれだけ人の心を動かせるかが大事だと思うので、そこを意識してやっていこうと思っています」
――K-1ジムで打撃を習っているが、打撃にも自信はある?
「どうなんですかね。去年の春くらいに始めたばかりなので、プロの方に混ざって練習させてもらっていますが、毎回ボコられています(笑)。みんなやってるし、これどうしたらいいですか、どうしたいいですかと聞いたら優しく教えてくれるのでためになっています」
――サクラバロックは伝授されている?
「特にこうしろ、こうした方がいいみたいなのはないです。やられて覚えました。さんざんやられているので」
――得意技の一つ?
「そうですね、多分」
――入場曲はお父さんと同じ?
「お楽しみで(笑)」